こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
定期テストで、5教科400点は取れるのに、450点の壁をなかなか突破できないという中学生は多いです。
一生懸命に努力している姿を見ていると、「なんとかして力になってあげられないか」と、
思ってしまいますよね。
結論
定期テストで450点を目指すのであれば、一段階上の対策が必要になります。
正しく対策をすれば、定期テストで450点を超えたうえで、高校受験でも難関校合格を目指すことができます。
今回は、中学校の定期テストで450点以上取るための勉強法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が学校の定期テストで学年最上位層に入り、高校受験でも勝てるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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定期テストで450点取ることのメリット
定期テストで400点取ることと、450点以上取ることとの間には、「50点」という数字以上の大きな差があります。
定期テストで400点を目指すための対策と、450点を目指すための対策とでは、考え方が大きく異なるからです。
そして、定期テストで450点取ることには、主に3つの大きなメリットがあります。
450点取ることのメリット
一つひとつ解説します。
メリット1:本質的な学力が育つ
定期テストで450点以上取るためには、本質的な学力をつけていく必要があります。
小手先のテクニックだけでは、450点以上をを取ることは難しいからです。
そのため、定期テストで450点以上取るために、本質的な学力をつけるための勉強に取り組んでいくことになります。
その結果として、定期テストのときだけでなく、高校受験のときも、大学受験のときも、大人になってからも活用できる本質的な学力を育てることができます。
メリット2:高校受験が有利になる
定期テストで450点以上取れると、高校受験が圧倒的に有利になります。
高校受験では、内申点(通知表の評定)も配点に含まれるからです。
都道府県によってルールが異なりますが、内申点の配点は大きいです。
たとえば、東京都の公立高校入試では、全体の配点の30%が内申点の点数です。
残りの70%が学力試験の点数です。
定期テストで450点を取れるようであれば、通知表ではオール5を狙えるはずです。
学力テストの結果に関係なく、配点全体の30%を確実に満点にできるのは非常に大きなメリットです。
逆に、難関高校の合格を目指すのであれば、内申点が低いことは非常に大きなデメリットになります。
>>高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
メリット3:自信がつく
定期テストで450点以上取れるようになると、自分に自信を持つことができます。
結果を出すことで、自分が取り組んでいることが間違っていないと確信できるからです。
そして、成功体験を積み上げて自信を持つことができれば、更に努力ができるようになります。
この成功体験は、直近の勉強に対しても効果が高いのですが、今後の人生にも大きな影響を与えます。
成功体験を積むことで、人生においてなかなか結果が出ないときでも、自分を信じて突き進むことができるようになります。
「定期テストの点数が良い=学力が高い」ではない
定期テストで450点を目指すうえで一番注意しなくてはならないのは、定期テストの点数を目的にしてはいけないということです。
定期テストで高得点が取れることと、学力が高いことは、必ずしもイコールとは限らないからです。
定期テストで常に高得点を取っているのにも関わらず、模試や入試問題ではあまり点数を取れない中学生も多いです。
逆に、定期テストでも模試でもしっかりと高得点を取れる中学生もいます。
>>定期テストではできるのに模試の点数が取れない!たった1つの理由と3つの対策
もっと先のゴールを意識する
中学校の定期テストは、高校入試に向けての通過点に過ぎません。
そして、高校受験も大学受験も、人生の通過点に過ぎません。
定期テストができるようになるだけでは不十分ですし、入試で高得点を取れるだけでも不十分です。
もっと先のゴールを意識して、今取り組んでいることの意義を考える必要があります。
常に高校受験を見据える
学校の定期テストで考えるのであれば、常に高校受験でも活用できるかどうかを意識しながら勉強に取り組む必要があります。
定期テストの点数を上げることだけを目的にして小手先のテクニックに頼るのではなく、高校受験に向けて本質的な学力を上げるように取り組むことが大切です。
逆に、正しい対策をして定期テストで450点以上取れるようにすれば、難関高校に合格するための本質的な学力を身につけることができます。
>>【おすすめしません!】中学生の英語の定期テスト対策必勝法【元塾教室長が解説】
定期テストで450点取るための勉強法
それでは、ここからは定期テストで450点取るための具体的な勉強法を解説します。
高校受験でも活用できる勉強法を、時系列順に解説していきます。
450点取るための勉強法
- 普段の授業の予習復習が最重要
- 基礎を徹底する
- 丸暗記を避ける
- 得意科目は100点以上を狙う
- 苦手科目も90点を狙う
- ミスは許さない
- テスト2週間前からテスト対策
- 学習計画を立てる
- 暗記は早期からコツコツと毎日取り組む
- 教科書は音読する
- 提出課題はすぐに終わらせる
- まずは学校ワークをやり込む
- テスト1週間前はストイックに
- 休憩時間と睡眠時間を確保する
- 定期テスト対策と受験対策を3:1で
- 演習中心に取り組む
- 「伸ばす勉強」と「維持する勉強」を意識する
- テスト3日前からは総復習する
- テスト前日はよく寝る
- テスト当日は早起きする
- テスト中は時間いっぱい見直しをする
- 前の教科の答え合わせはしない
- 休憩を意識する
- テスト後は間違えた問題を解き直す
- 定期テストの分析は必ず行う
一つひとつ解説していきます。
勉強法1:普段の授業の予習復習が最重要
定期テストで450点以上取るためには、普段の授業の予習復習にしっかりと取り組むことが最重要です。
定期テストで各教科満点に近い点数を取るためには、定期テスト前の本格的な対策に取り組みはじめる時点で、基礎がある程度定着している状態でなければならないからです。
「予習→学校の授業→復習」と、短い期間に同じ内容を3回繰り返すことで、授業の内容をその都度しっかりと定着させていきます。
本格的な定期テスト対策をはじめる時点で基礎の基礎からの復習をしていては、難易度の高い問題の対策にかける時間を確保できません。
基礎をしっかりと定着させれば各教科80点以上は取れますが、90点以上を狙うのであれば応用問題や発展問題にも対応できるようにする必要があります。
450点以上取るための定期テスト対策は、テスト直前期の勉強よりも、普段の勉強の取り組み方のほうが重要です。
先取り学習もおすすめ
難関高校や難関大学の合格を目指すようであれば、学校の授業よりも先の内容に取り組む、先取り学習もおすすめです。
先取り学習と学校の授業を上手に組み合わせて活用することで、定期テストでも入試でも高得点を取ることができます。
詳細は別の記事で解説していますので、ぜひそちらも参考にしてください。
>>中学生の英語の先取りは受験で勝つために超重要!【元塾教室長が解説!】
勉強法2:基礎を徹底する
定期テストで450点以上を目指す場合であっても、基礎を徹底的に固めることが非常に重要です。
基礎をしっかりと固めなければ、応用問題や発展問題が解けるようにはならないからです。
応用問題が解けないと相談に来る中学生のほとんどは、結局は基礎力不足です。
解けるだけではダメ
基礎は解けるだけでは不十分です。
頭に染み込むまで徹底的にやり込む必要があります。
「5+8=13」をほぼ無意識で解けるのと同じように、ほとんど頭を使わずに解けるようになるまでやり込みます。
英単語は、意味が0.1秒で頭に思い浮かぶようになるまで繰り返し暗記します。
基礎的なことに頭を使ってしまうと、応用問題に挑戦するときに、無駄に頭のリソースを使ってしまうからです。
応用問題に集中して取り組むために、基礎部分は徹底的に頭に染み込ませる必要があります。
>>数学の応用問題が解けない!解き方のコツと勉強法【元塾教室長が解説!】
勉強法3:丸暗記を避ける
定期テストの勉強で身につけたものを高校受験でも活用できるようにするために、丸暗記をなるべく避けるよう意識することが大切です。
範囲が狭い定期テストでは丸暗記だけでもある程度高得点が取れますが、範囲が広い入試ではすべて丸暗記で対応するのは不可能だからです。
定期テストであっても、95点や100点を狙うのであれば、丸暗記だけでは対応できないことが多いです。
もっと本質的な部分まで理解を深める必要があります。
丸暗記も大切
なるべく丸暗記を避けるべきなのですが、丸暗記することも大切です。
丸暗記も大事
- そもそも覚えなければどうしようもない物も多い
- 覚えてしまったほうが便利なこともある
- 今の段階では覚えるしかないこともある
そもそも、英単語や用語などの基礎的な知識は覚える以外に方法がありません。
また、試験時間中にすべての問題を解くために、数学や理科の公式は覚えてしまうのが現実的です。
高校や大学でより詳しく原理を学んでいくような分野では、中学生の時点ではやむなく丸暗記するしかない場合もあります。
それでも丸暗記に甘んじない
たとえば、数学の公式は覚えてしまっても良いですが、なぜその公式で答えを求められるのかを理解しておくことは非常に重要です。
「なぜ」を理解しておくことで、他の場面でもその考え方を活用できるからです。
三角形の面積を求める公式を「底辺×高さ÷2」と丸暗記してしまっているか、なぜその公式で三角形の面積を求められるかを理解しているかでは、本質的な学力に大きな差があります。
公式の原理までしっかりと理解できていても、ただ丸暗記してしまっても、
「この三角形の面積を求めなさい。」という問題の答えを求めることはできてしまいます。
ですが、両者の実際の学力差は明らかです。
公式の原理まで理解しておくことで、別の色々な場面でも応用できる力をつけることができます。
用語暗記もできるだけ丸暗記しない
たとえば、歴史は暗記科目ではあるのですが、それでも丸暗記に頼らないよう意識する必要があります。
「六波羅探題」が、「鎌倉幕府が朝廷の動きを監視するために京都に設置した機関」であることは暗記しなければなりませんが、
「なぜ鎌倉幕府がそんな機関を設置したのか」というところまで理解しておけば、時代の流れや当時の政治の状況も知ることができます。
「後鳥羽上皇」や「承久の乱」などの周辺知識とつなげることもできます。
「用語だから暗記!」と思ってしまわず、常に「なぜ」を意識しながら暗記に取り組むことが大切です。
勉強法4:得意科目は100点を狙う
定期テストで450点以上取るのであれば、得意科目は常に100点を狙う必要があります。
100点を狙っていなければ、90点以上取ることは難しいからです。
教科や配点によっては、2,3問間違えるだけで90点以下になってしまいます。
どれだけ完璧に準備を仕上げても、どれだけ試験中に気をつけていても、ミスはしてしまうものです。
得意科目で100点をあきらめているようでは、5教科で450点取ることはできません。
勉強法5:苦手科目も90点以上を狙う
定期テストで450点以上取るのであれば、苦手科目でも90点以上を狙う必要があります。
満点に近い点数の勝負では、苦手科目でどれだけ点数を稼げるかが重要です。
逆に言えば、苦手科目でどれだけ点数を落とさないかが重要です。
心持ちとしては、苦手科目でも100点を狙う意識と勢いがあると良いです。
勉強法6:ミスは許さない
定期テストで450点以上取るのであれば、ミスを徹底的に排除する努力が必要になります。
テストの高得点帯では、1つのミスが致命的になるからです。
テスト当日だけでなく、普段の勉強からミスを許さない姿勢を持つことが大切です。
ケアレスミスは防げる
ケアレスミスに悩む中学生は多いのですが、その原因がおっちょこちょいであることはほとんどありません。
意識を変えて対策をすれば、ケアレスミスは必ず減らすことができます。
ケアレスミスをなくすためには、ミスを細かく分析して、ミス分析ノートを作ることが大切です。
ケアレスミスの原因と対策については、『ケアレスミスの7つの原因と9つの対策!ミスを減らして点数アップ!』で詳しく解説しています。
ぜひ、そちらも参考にしてください。
-
ケアレスミスの7つの原因と9つの対策!ミスを減らして点数アップ!
子どもに「ケアレスミスをしないように注意しなさい。」と言っても、ケアレスミスは減りません。「注意する」という抽象的な対策ではなく、もっと具体的な対策を行う必要があります。
続きを見る
勉強法7:テスト2週間前からテスト対策
定期テストで450点以上取るのであれば、本格的なテスト対策はテストの2週間前には開始したいです。
部活が停止になるテスト1週間前から取り組みはじめる中学生も多いのですが、学年最上位層を狙うのであれば、1週間では準備が間に合いません。
勉強は効率も大切ですが、まずは量です。
準備期間を十分にとって、学習量を確保できるようにします。
勉強法8:学習計画を立てる
定期テストで450点以上取るのであれば、学習計画を立てることが大切です。
無計画にテスト勉強に取り組むと、やるべきことをやり切れない可能性があるからです。
一方で、細かすぎる学習計画を立てて時間を浪費するのもいけません。
計画は計画どおりにはいかないものです。
進捗や理解度によって、途中で修正していくのが普通です。
あまり計画を細かく立てすぎると、計画の修正をするのも難しくなってしまいます。
大きな目標から小さな目標へ
目標を立てる際は、まずはテスト当日までにやるべきことをすべて書き出すと良いです。
次に、それぞれのタスクをいつまでに終わらせるか考えます。
そして、その日までにタスクを終わらせるために、1日どれくらいずつ取り組めばよいか計画を立てていきます。
計画を立てる手順
- 当日までにやるべきことをすべて可視化
- タスクをいつまでに終わらせるか決める
- 1日どれくらいずつ取り組むか考える
時間よりもタスク
計画を立てるときは、時間よりもタスクで考えると良いです。
「何に何時間取り組む」ではなく、
「何をどこまで終わらせる」を考えます。
実際に勉強に取り組んだときも、
「今日は何時間勉強した」ではなく、
「今日はどこからどこまで取り組んだ」に注目します。
勉強法9:暗記は早期からコツコツと毎日取り組む
定期テストで450点以上取るのであれば、単語や用語などの暗記は早期から開始して、テスト当日までコツコツと毎日取り組むべきです。
受験でも活用できる長期記憶にするためには、何度も何度も繰り返して覚えることが重要だからです。
暗記においては、一度忘れて思い出すことも大切です。
そのため、期間を長く取って取り組み続ける必要があります。
>>効率的な暗記方法!長期記憶にするための19のコツ【元塾教室長が解説!】
勉強法10:教科書は音読する
定期テストで450点以上取るために、教科書の音読をすることをおすすめします。
特に、国語や英語の本文は音読をしてある程度覚えてしまうと良いです。
英語や古文では、教科書の本文と訳を丸暗記すると定期テストの点数を伸ばすことができます。
しかし、先程解説した通り、丸暗記してしまうことはおすすめしません。
丸暗記をすれば定期テストでは点数が取れますが、模試や入試のための勉強にはならないからです。
一方で、本文をまったく覚えずに定期テストを受けるのもおすすめしません。
バランスが大事
教科書の内容は、できるだけ丸暗記をしないように暗記していきます。
バランスが大切です。
先程解説した通り、常に「なぜ」を意識しながら暗記に取り組むことが大切です。
そういう意味でも、教科書の音読による暗記は非常にバランスが良いです。
音読は、一言一句完璧に覚えるよりも、全体像を覚えるのに向いているからです。
一言一句マルっと覚えるのであれば、書き写しのほうが向いています。
リスニングの対策にもなる
特に英語については、音読をすることでリスニング対策にもなります。
リスニング練習の基本は音読だからです。
英語の音読は、もちろんスピーキングの練習にもなります。
英語の教科書本文の音読は、いろいろな対策を一度に行えるので非常に効率的で効果的です。
>>【中学生・高校生】英語リスニングの効果的な勉強法!伸ばすコツとおすすめの教材
勉強法11:提出課題はすぐに終わらせる
学校で配布されたワークは、定期テスト終了後に提出する課題とされることが多いです。
そのような提出課題はすぐに終わらせてしまいましょう。
学年全体に出される課題は個別最適化された課題ではないので、学力最上位層を目指す中学生にとっては簡単すぎるからです。
終わらせる時期の目安は、テスト1週間前です。
普段の授業の予習復習に取り組んでいれば、学校ワークの内容は既にほとんど理解できているはずです。
すぐに終わらせて、自分が本当に対策しなければならない分野の勉強に時間をかけるべきです。。
提出課題は必ず提出する
学力最上位層を狙う中学生にとっては、提出課題が簡単すぎて意味がない物のように感じてしまうかもしれません。
それでも、提出課題には必ず取り組んで、必ず提出します。
理由は2つあります。
まずは、単純に基礎固めの良い勉強になることです。
もう1つは、課題の未提出は、通知表の評定に大きなダメージがあるということです。
定期テストの点数が良くても、授業態度が悪かったり、課題が未提出だったりすると通知表の評定が悪くなります。
高校受験において、内申点(通知表の評定)は超重要です。
提出課題は必ず提出します。
>>高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
勉強法12:まずは学校ワークをやり込む
定期テストで学力最上位層を狙う場合でも、まずは学校のワークをやり込むことが大切です。
学校のワークが簡単すぎると感じたとしても、まずは学校のワークを完璧にすることが大切です。
学校のワークを完璧にするべき理由は2つあります。
ワークを完璧にすべき理由
理由1:基礎の徹底は大事
学校のワークは基礎問題が網羅されています。
学校のワークで基礎はすべて固めるつもりで取り組むと良いです。
そのため、学校のワークは1周するだけでなく、2周目、3周目にも取り組みます。
もちろん、すべての問題を2周、3周と解く必要はありません。
普段の授業の予習復習にしっかりと取り組んでいれば、学校のワークは1周目でほとんど正解できるはずです。
1周目で正解できなかった問題だけ2周目に取り組み、2周目でも正解できなかった問題だけ3周目に取り組みます。
そうすれば、あまり時間をかけずに学校のワークを周回して、基礎を完璧に固めていくことができます。
理由2:学校ワークからの出題は多い
中学校の定期テストは、学校ワークからの出題が多いです。
学校のワークからほぼそのまま出題されることもあります。
特に国語の文章読解問題は、学校ワークと授業中にとったノートが最重要です。
暗記が多い教科ほど学校のワークをやり込む
暗記が多い教科ほど、学校ワークの1周目の正答率が悪いと思います。
授業で取り組んだ程度では、多くのことを完璧に暗記するのは難しいからです。
そういった教科ほど、学校のワークを活用して基礎暗記に取り組むべきです。
特に覚えることが多い社会などは、5周くらい取り組んでも良いくらいです。
学校ワークをやり込むべき
- 社会
- 理科
- 国語の文法
勉強法13:テスト1週間前はストイックに
テスト1週間前になって部活動がお休みになったら、ストイックに勉強に取り組んでいきます。
学年上位層に入るためには、圧倒的な勉強量が必要だからです。
「もっと勉強できる時間はないか」と、
常に時間を探し続けるくらいの気合いが必要です。
勉強法14:休憩時間と睡眠時間を確保する
テスト1週間前はストイックに勉強に取り組んでいきますが、休憩時間と睡眠時間を確保することは大切です。
特に、睡眠時間を削るのは厳禁です。
勉強中の集中力が落ちてしまうと、どんなに勉強に時間を費やしても、頭に定着しにくいからです。
中学生はある程度寝不足でも体が動いてしまうので、睡眠不足であることに気がつかないことがあります。
それでも集中力はしっかりと落ちているので、意識的に「8時間以上寝る!」と、
決めてしまうことをおすすめします。
また、何時間もぶっ続けで勉強に取り組めてしまう子どももいますが、こまめに休憩を取ったほうが学習効率は良いです。
目安としては、10分休憩を最低1時間に1回、睡眠時間は8時間前後です。
>>受験勉強中なのに眠い!すぐにできる対処法と根本的な解決策!
休憩中は休憩に集中する
休憩中は、目と頭を休めることに集中します。
休憩中にマンガを読んだり、スマホを使ったりする中学生は多いのですが、それでは休憩になりません。
何も考えずにボーっとしたり、少し立ち歩いたり、運動をしたりして、頭を休めることを意識することが大切です。
勉強法15:定期テスト対策と受験対策を3:1で
定期テスト1週間前からは、定期テスト対策と受験勉強のバランスが3:1程度になるように意識すると良いです。
定期テストで450点以上を狙うのであれば、初見の問題や入試レベルの問題にも対応できるようになる必要があるので、定期テストの対策だけでは不十分だからです。
「3:1」というのはあくまでも目安で、本人の学習状況によって異なります。
テスト範囲の受験対策に取り組むことが大事
受験対策に取り組むときは、定期テストの範囲を意識しながら取り組むことが大切です。
たとえば、英語の定期テストの出題範囲に「助動詞」が入っていれば、「助動詞」の分野の受験対策に取り組むと良いです。
受験対策は単元をまたぐことも多いので、厳密に定期テストの範囲だけを勉強することができないこともありますが、目安として参考にして取り組むと良いです。
勉強法16:演習中心に取り組む
定期テスト1週間前は、演習中心に取り組んでいきます。
定期テストに限らず、試験は実践演習にどれだけ時間をかけられるかが結果を左右するからです。
この時期にまだ英単語の暗記や漢字の暗記が80%以上固まっていないようであれば、準備不足です。
テスト1周間前に演習にじっくり取り組めるように学習計画を立てておくことが重要です。
コツコツ暗記は継続
早期から開始した暗記は、演習中心の時期に入ってもコツコツと継続します。
暗記は繰り返し取り組むことが重要だからです。
定期テスト勉強はコツコツ暗記にはじまり、コツコツ暗記に終わります。
試験当日までコツコツと積み上げることが大切です。
勉強法17:「伸ばす勉強」と「維持する勉強」を意識する
定期テスト1週間前は演習中心に取り組んではいきますが、それだけでは危険です。
基礎暗記や以前取り組んだ内容をおろそかにしてしまうと、どんどん忘れていってしまうからです。
ですので、「まだまだ伸ばすために取り組む勉強」と「以前取り組んだことを維持する勉強」に分けて取り組むと効果的です。
毎日すべての教科に取り組む
日によって取り組みのメインとなる教科は異なりますが、必ず毎日すべての教科に取り組むことを意識できると良いです。
取り組まなければ忘れてしまうからです。
時間がなければ5分や10分でも良いので、全ての教科に触れて、以前取り組んだことを維持できるようにすると良いです。
勉強法18:テスト3日前からは総復習する
定期テスト3日前からは、総復習を意識して取り組みます。
テスト直前期は、新しいことをできるようにするよりも、既にできることで確実に得点できるようにしたほうが高得点を狙えるからです。
「3日前」というのは目安で、本人の学習状況によって前後します。
総合問題やまとめの問題を解いて抜けや漏れをチェックしながら、必要に応じて過去に解いた問題を解き直します。
この時期は、基礎暗記の振り返りも大切です。
勉強法19:テスト前日はよく寝る
定期テストで450点以上を狙うのであれば、テスト前日はよく寝ることが大切です。
定期テスト当日の体調が、結果に大きく影響するからです。
テスト前日の睡眠時間を30分削ったばっかりに、数十時間勉強した分の点数をあっという間に失ってしまうことも多いです。
集中して頭をフル回転させられるよう、定期テスト前日の睡眠時間をしっかりと確保してください。
勉強法20:テスト当日は早起きする
定期テストで450点以上を狙うのであれば、テスト当日は早起きすることが大切です。
目が覚めてから、脳をフル回転させることができるようになるまでに時間がかかるからです。
試験数日前から、夜は早く寝て、朝早く起きるサイクルを作っておくととても良いです。
夜に早く寝てしまった分の勉強は、翌日の早朝に取り組めると効果的です。
勉強法21:テスト中は時間いっぱい見直しをする
試験時間中は、制限時間いっぱい使って見直しをすることが大切です。
見直しすることで数十点救われることも少なくありません。
どんなに丁寧に解いたとしても、どんなに万全の準備をしていたとしても、人はミスをするものです。
ミスはあるものと思って対策を取るべきです。
定期テストで450点以上を目指すのであれば、1つのミスが命取りになります。
ミスは絶対に許さないという気持ちを持って取り組むことが大切です。
勉強法22:前の教科の答え合わせはしない
定期テストで450点以上取るのであれば、テスト間の休憩時間中に前の教科の答え合わせをしてはいけません。
前の教科の問題は、次の時間の教科では出題されないからです。
単純に時間の無駄です。
終わったことは一度置いておいて、次の教科の試験のことを考えましょう。
勉強法23:休憩を意識する
テストとテストの間の時間は、しっかりと休憩を取ることを意識します。
頭をしっかり休ませることで、次のテストでも頭をフル回転させるためです。
テストの問題を解いているときは、本人が思っている以上に集中しています。
勉強の合間の休憩時間のように、何も考えずにボーっとしたり、立ち歩いて体を動かすと良いです。
テストとテストの間の休み時間や、テスト配布中の時間を上手に利用して休憩が取れると良いです。
勉強法24:テスト後は間違えた問題を解き直す
定期テストで継続的に450点以上取り続けるためには、全教科のテストが終了したあとに、間違えた問題を解き直すことが大切です。
毎回の定期テストの範囲を一つひとつ完璧に仕上げて、受験でも活用できる確かな学力を積み上げていくためです。
普段の勉強と同じように、できなかったことをできるようにすることが非常に大切です。
今回の定期テストでは解けなかったとしても、入試で類似問題が出題されたら絶対に解けるようにするつもりで復習をしておきます。
勉強法25:定期テストの分析は必ず行う
定期テストで継続的に450点以上取り続けるためには、解き直しをするだけでなく、結果の分析も行うことが大切です。
反省点を分析して改善することができれば、次の定期テストに活かせるからです。
たとえば、次のようなことを分析します。
分析リスト
- 準備不足だったところはどこか
- 失点の原因はなにか
- どんな勉強が効果的だったか
- よくできたところはどこか
- 次のテストではどのように準備するか
テストの反省や分析は「悪かったところ」を探してしまいがちですが、「良かったところ」を探すこともとても大切です。
悪かったところは改善して、良かったところは次も取り入れて、それを続けて自分に最適な勉強方法をブラッシュアップしていくことが大切です。
>>模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント
定期テストで450点取るために利用できるもの
ここからは、中学校の定期テストで450点以上取るためにおすすめの学習サービスや教材を紹介していきます。
子どもの性格や学習状況によって異なりますが、定期テストで450点以上取るのであれば、一般的には次の順でおすすめです。
おすすめ1:地元の学習塾
中学校の定期テストで450点以上取るのであれば、地元の学習塾に通うことを一番おすすめします。
地元の塾は地域密着型の塾が多く、学校の定期テストから高校受験まで、手厚くサポートしてもらえるからです。
近隣の生徒が通っている各中学校の情報や、近くの高校の情報に詳しいので、その地域ならではの対策をしてもらえます。
デメリットは、高校受験までの3年間で、費用がかなり高額になることです。
毎月かかる固定費となりますので、無理なく続けられる料金かどうかよく検討する必要があります。
地元の学習塾の特徴
- 地域密着型が多い
- 地域情報に詳しい
- 手厚くサポートしてもらえる
- 費用が高額
大手学習塾の紹介
大手の学習塾をいくつか紹介します。
近所にあるようであれば、まずは資料請求や体験授業などの問い合わせをしてみると良いです。
便宜上大手の塾を紹介しますが、大手の塾が良い塾とは限りません。
同じ名前の塾でも、教室によって雰囲気も質もまったく異なります。
地元の小さな塾も含めて情報を集めて、必ず体験授業を受けてから入塾を決めるようにしてください。
※料金は地域や校舎によっても異なります。詳細は必ず公式サイトを確認してください。
▼この表は横にスクロールできます。
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森塾 | 【森塾】 | 関東 静岡 新潟 |
個別指導 |
週1回、月3回授業
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個別指導塾WAYS | 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS | 関東 近畿 |
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1コマ120分
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坪田塾 | 個別を超えた「子」別指導【坪田塾】 | 東京 埼玉 千葉 神奈川 愛知 兵庫 大阪 |
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明光義塾 | 個別指導の明光義塾 | 日本全国 | 個別指導 |
週1回税込み
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スクールIE | スクールIE | 日本全国 | 個別指導 |
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東進ハイスクール・東進衛星予備校 | 日本全国 | 映像授業 |
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オンライン個別指導・家庭教師もおすすめ!
通える距離に良い塾がないということであれば、オンライン個別指導・オンライン家庭教師を利用することもできます。
オンラインであれば、住んでいる場所に関係なくいろいろな講師の授業を受けることができるため、子どもにピッタリの先生に出会える可能性が高いです。
オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師は、基本的にはマンツーマン授業です。
きめ細かなサポートを受けられる一方、費用が高くなるのがデメリットです。
国語特化や数学特化など、特化塾があるのも特徴です。
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オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師の特徴
- 日本全国の講師から先生を選べる
- マンツーマン授業
- 費用が高い
- 特化塾もある
おすすめのオンライン家庭教師
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※東大生と1対1で対話!
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おすすめ2:タブレット教材
中学校の定期テストで450点以上取るのであれば、タブレット教材もおすすめです。
特に、演習量を確保したいということであれば、紙の問題集よりもタブレット教材のほうがずっとおすすめです。
最近のタブレット教材はAIを活用しているので、非常に効率的に演習に取り組めるからです。
AIが定期テストに向けての学習計画を作成してくれたり、普段の取り組みから学習到達度を測って、今取り組むべき問題を選んで出題してくれたりと、昔に比べて遥かに効率的になっています。
タブレット教材は費用がそれほど高くないのも魅力的です。
タブレット教材の特徴
- 料金が安い
- AIによって演習を効率化
- 学習計画を作ってもらえる
定期テストで450点以上を目指すならZ会がおすすめ
中学校の定期テストで450点以上取るのであれば、タブレット学習教材はZ会が断然おすすめです。
基礎基本からはじめて、スモールステップで応用問題や発展問題に対応できる力を育てていくことができます。
教材レベルが高く、演習量も多いので、定期テストで学年最上位層の成績を目指すのに最適な教材です。
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Z会の通信教育 中学生コース
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おすすめ3:映像授業
定期テストで450点以上を目指すのであれば、映像授業もおすすめです。
映像授業であれば、必要なときに必要な授業をいつでも受けることができます。
わからないと思ったその時に、必要な授業を選んで受けることができるのがメリットです。
料金が格安なのも、映像授業の大きなメリットです。
一方で、好きなタイミングで取り組めるということは、好きなだけサボれるということでもあります。
学習目標を考えたり、学習進捗をチェックしたりと、保護者による手厚いサポートが必要になります。
映像授業の特徴
- 費用が格安
- 必要なときに必要な授業を受けられる
- 保護者の手厚いサポートが必要
- 問題演習は別途必要
定期テストで450点以上を目指すなら東進オンライン学校がおすすめ
中学校の定期テストで450点以上取るのであれば、映像授業は東進オンライン学校中学部が断然おすすめです。
東進オンラン学校であれば、「先取り学習+定期テスト対策」に取り組めるからです。
定期テスト本番レベルの実践問題と解説授業を活用して、各教科90点以上を取れる実力を身につけていくことができます。
大学受験大手予備校の東進の実力講師陣が、本物の学力を伸ばしていくための授業を展開します。
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東進オンライン学校 中学部
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おすすめ4:問題集
定期テストで450点以上を目指すのであれば、問題集を購入して演習に取り組むのも良いです。
ただし、通っている塾の教材で十分に演習できる場合や、タブレット教材などを利用している場合は追加で購入する必要はありません。
いろいろな問題集に手を出すよりは、既にある教材を完璧に仕上げたほうが効果的です。
学校のワークで基礎の網羅はできるので、問題集を購入するのであれば、難易度が高めの物を購入すると良いです。
タブレット教材の特徴
- 格安
- 演習量が足りない場合に購入する
- 1つの教材を完璧に仕上げることを優先する
ハイクラステストシリーズ
ハイクラステストシリーズは、標準レベルから難関レベルまで、3段階でレベルアップしながら定期テストや難関校入試対策に取り組める問題集です。
学年ごと、教科ごとに販売されています。
基礎ができていることが前提に、発展問題や応用問題に挑戦できます。
定期テストで最上位を目指し、難関高校の合格も目指せるレベルの問題集です。
最高水準問題集シリーズ
最高水準問題集シリーズは、標準問題から最高水準のレベルの問題の演習に取り組める問題集です。
定期テストの応用問題対策や、難関高校入試対策として取り組めます。
もう一つレベルが高い『最高水準問題集 特進シリーズ』もありますが、一般的な中学の定期テストで450点以上を目指すのであれば、そこまで難易度を上げる必要はありません。
最高水準問題集をしっかりとやり込んだほうが効果的です。
まとめ
それでは、中学校の定期テストで450点以上取るための勉強法をまとめます。
結論
定期テストで450点を目指すのであれば、一段階上の対策が必要になります。
正しく対策をすれば、定期テストで450点を超えたうえで、高校受験でも難関校合格を目指すことができます。
定期テストで450点取ることには、主に3つの大きなメリットがあります。
450点取ることのメリット
- 本質的な学力が育つ
- 高校受験が有利になる
- 自信がつく
定期テストで450点取るための具体的な勉強法を解説しました。
高校受験でも活用できる勉強法を、時系列順に解説しました。
450点取るための勉強法
- 普段の授業の予習復習が最重要
- 基礎を徹底する
- 丸暗記を避ける
- 得意科目は100点以上を狙う
- 苦手科目も90点を狙う
- ミスは許さない
- テスト2週間前からテスト対策
- 学習計画を立てる
- 暗記は早期からコツコツと毎日取り組む
- 教科書は音読する
- 提出課題はすぐに終わらせる
- まずは学校ワークをやり込む
- テスト1週間前はストイックに
- 休憩時間と睡眠時間を確保する
- 定期テスト対策と受験対策を3:1で
- 演習中心に取り組む
- 「伸ばす勉強」と「維持する勉強」を意識する
- テスト3日前からは総復習する
- テスト前日はよく寝る
- テスト当日は早起きする
- テスト中は時間いっぱい見直しをする
- 前の教科の答え合わせはしない
- 休憩を意識する
- テスト後は間違えた問題を解き直す
- 定期テストの分析は必ず行う
学校の定期テスト対策に取り組むときは、常に高校受験でも活用できるかどうかを意識しながら勉強に取り組む必要があります。
中学校の定期テストで450点以上取るためにおすすめの学習サービスや、教材の紹介もしました。
今回の記事が、お子様が学校の定期テストで学年最上位層に入り、高校受験でも難関校合格を果たすきっかけとなればとてもうれしいです。
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