こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
高校3年生の冬休みに、受験生にはどんなことを勉強すべきなのか、どのように過ごさせれば良いのかと悩む保護者の方は多いです。
模試の判定や成績を見て、不安に感じているのではないでしょうか。
結論
大学受験は入試直前期に一番成績が伸びます。
やるべきことを決めて、あきらめずに努力し続けることが大切です。
今回は、高校3年生の冬休みの勉強について解説します。
記事の後半では、注意点や勉強以外のやるべきことについても解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が入試直前期の冬休みに成績を大きく伸ばし、第一志望校に合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
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この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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大学受験は入試直前期が一番伸びる
冬休み直前の模試で厳しい判定が出たとしても、第一志望校はあきらめさせないでください。
大学受験は入試直前期に学力が一番伸びるからです。
勉強は基礎が固まるまではなかなか点数につながらず、基礎が固まってくると一気に点数につながっていきます。
成績は努力に対して比例的にまっすぐ伸びていくわけではありません。
だからこそ、入試直前期に不安を感じてしまう受験生は多いです。
「このままの伸び率では絶対に合格に届かない!」と、思い込んでしまうからです。
しかし、安易に志望校のレベルを下げてしまうと無意識のうちに努力量が落ちてしまい、思うように学力が伸びていきません。
繰り返しますが、受験生は入試直前期に一番学力が伸びます。
今までやってきたことを信じて、入試当日まで努力を続けることが大切です。
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志望校変更は共通テストを受けてからでも間に合う
どこの大学を第一志望校にするかという判断は、1月中旬に行われる共通テスト(旧センター試験)の自己採点をしてからでも間に合います。
一方で、共通テスト後は受験勉強も大詰めですし、実際に試験を受けに行ったりもしますので、とても忙しいです。
共通テストの自己採点後にすぐに判断ができるように、共通テストを受験する前に予め「共通テストでしっかり点数を取れたときのAプラン」と、「共通テストで思ったように点数を取れなかったときのBプラン」用意しておくことが大切です。
準備をしておけば迅速な対応ができます。
リスクマネージメントの準備をしっかりとしつつ、第一志望校を最後まであきらめないようにすべきです。
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高3冬休みの勉強時間
高校3年生の冬休みの勉強時間の目標は、1日12時間から15時間です。
生活に必要な時間以外のすべての時間を勉強に捧げてください。
高校3年生の冬休みは、これまでの人生で一番勉強に集中すべき時期だからです。
場合によっては、人生で一番勉強に集中していた時期になりえます。
大学受験を通して、やるべきときにしっかりと取り組む経験をしておくと、今後の人生の大きなステップアップになります。
ダラダラする時間を減らすだけでなく、積極的に時間を探してください。
移動時間やお風呂の時間、歯磨きの時間やトイレに入っている時間さえも、何かできないか探してください。
ストイックに努力をすることで、入試本番前日まで学力を大きく伸ばしていくことができます。
クリスマスや年末年始も勉強する
高校3年生の冬休みは、クリスマスの日や年末年始も勉強をサボるべきではありません。
入試直前期の大事な時期だからです。
一方で、勉強には程よい息抜きも必要です。
クリスマスや年末年始のイベント時に程よく息抜きの時間を作って、メリハリをつけて勉強できると良いです。
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高3冬休みに取り組むべき勉強
ここからは、高校3年生の冬休みに取り組むべき勉強を具体的に解説していきます。
共通テスト(旧センター試験)直前期の冬休みは、やるべきことが非常にシンプルです。
高校3年生の冬休みに取り組むべき勉強は、主に次の3つです。
受験生が冬休みにやるべき勉強
勉強1:共通テスト対策
高校3年生の冬休みに一番集中して取り組むべき勉強は、共通テスト対策です。
学校の冬休みがはじまるクリスマスの時期は、1月中旬の共通テストまでちょうどあと3週間程度になるからです。
私立大学が第一志望校であっても、一般的には共通テストを受験することになります。
国公立大学志望者も私立大学志望者も、冬休みの時期は共通テスト対策に力を入れます。
バランスは大事
高校3年生の冬休みは共通テスト対策がメインですが、それ以外の勉強にも取り組んでいきます。
受験する大学によって共通テストの重要度が変わってくるので、勉強時間の割り振りのバランスは受験する大学によって変わってきます。
また、これまでの学習状況によっても変わってきますが、おおまかな目安としては次のようなバランスを意識すると良いです。
▼この表は横にスクロールできます。
志望大学 | 勉強のバランス目安 (共通テスト:それ以外) |
私立大学 | 7:3~5:5 |
国公立大学 (共通テストの配点が高い) |
9:1~8:2 |
国公立大学 (2次試験の配点が高い) |
8:2~7:3 |
いずれにしても、高校3年生の冬休みには共通テスト対策にしっかりと取り組んでいくことが大切です。
過去問や問題集などの演習が中心
高校3年生の冬休みに点数を伸ばすためには、演習中心に取り組んで、アウトプットしていくことが大切です。
具体的には、次のようなものを中心に取り組みます。
高校3年生の冬休みに取り組むこと
- 過去問
- 予想問題集
- 共通テスト対策問題集
勉強2:インプットと基礎演習
高校3年生の冬休みにも、インプットと基礎演習は続けます。
基礎は固めれば固めるほど点数につながりますし、特に共通テスト対策では基礎基本が大切だからです。
具体的には、次のようなことに取り組みます。
インプットと基礎演習
- 英単語・英熟語・古文単語などの語彙暗記
- 地歴・公民・理科基礎などの用語暗記
- 英文法・古典文法の勉強
- 計算練習
入試直前気になると実戦問題演習ばかりに取り組んでしまい、基礎演習とインプット学習をおろそかにしてしまう受験生は多いです。
しかし、基礎演習とインプット学習は非常に重要で、入試当日まで取り組み続けるべきことです。
英単語帳や一問一答問題集、教科書、資料集などは、使い込んでクシャクシャになるまで何度も何度も繰り返し取り組みます。
勉強3:私大・2次試験対策
共通テスト直前期である高校3年生の冬休みにも、取り組める範囲で私大や2次試験対策にも取り組めると良いです。
共通テストが終わったあとは、あまり時間がないからです。
1日1題だけでも良いので、感覚が鈍らない程度に定期的に触れられると良いです。
高3冬休みの共通テスト対策のポイント
高校3年生は、冬休みに入ってから共通テスト(旧センター試験)本番まで約3週間しかないため、ポイントを絞って共通テスト対策に取り組んでいく必要があります。
受験生の冬休みの共通テスト対策のポイントは、主に次の7つです。
受験生の冬休みの共通テスト対策のポイント
ポイント1:基礎を徹底する
高3冬休みの共通テスト対策では、基礎を徹底的に固めることが大切です。
共通テストの問題を解くためには、前提として基礎基本を良く理解していなければならないからです。
かつての共通一次学力試験やセンター試験に比べると、共通テストの問題はずっと難しくなりました。
それでも、前提として必要な学力は基礎レベルのものです。
マニアックな知識や解法を知っている必要はありません。
難しい問題を解けるようにすることよりも、基本的な問題で取りこぼしなく得点できるようにすることが、共通テスト対策では必要です。
ポイント2:優先順位をつける
高3冬休みの共通テスト対策では、苦手克服に力を入れたほうが点数が伸びます。
苦手は伸びしろだからです。
時間が限られている高3冬休みの時期は、優先順位をつけて点数を積み上げていくことが大切です。
学習状況や苦手教科によっても異なりますが、一般的には次の科目が直前に得点を伸ばしやすいです。
伸ばしやすい科目
- 古文・漢文
- 英語リスニング
- 理科基礎
暗記量が比較的少ない古文と漢文は、共通テスト直前期に伸ばしやすい科目です。
また、英語のリーディングの力がついてきているようであれば、リスニングの点数も伸ばしやすいです。
理科基礎の勉強を後回しにしてきてしまった受験生にとっては、理科基礎は共通テスト直前期に大きな伸びしろになります。
志望校の配点も考えながら、優先順位をつけられると良いです。
ポイント3:共通テストの特徴的な問題を対策する
高3冬休みの共通テスト対策では、共通テストの特徴的な問題の演習に取り組むと点数を伸ばせます。
基礎学力がついてきたら、次に必要なのは出題傾向に沿った対策です。
過去問を解きながら、苦手な大問を探し出して、大問ごとに対策していけると良いです。
共通テストにはかなり特徴的な問題も多いため、出題傾向を把握するだけで大きく点数を伸ばすことができます。
特に、英語リスニング問題は事前の準備が非常に大切です。
大問ごとの傾向を研究して、どのように準備して、どこに注目して聞くか、事前に知っておきましょう。
探究型問題
2つの文章の対比
fact, opinion問題(事実なのか意見なのかを問う問題)
事前準備が必要な英語リスニング問題(音声は1回のみ流れる)
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>>【中学生・高校生】英語リスニングの効果的な勉強法!伸ばすコツとおすすめの教材
ポイント4:勉強方法を工夫し続ける
高校3年生の冬休みにもなると、自分にとっての効率の良い勉強法が固まってきているはずです。
それでも、入試本番のその瞬間まで、勉強方法は工夫し続けるべきです。
時間が限られているので、わずかでも学習効率を上げることができれば非常に効果的だからです。
特に、過去問に取り組んだあとの復習や分析は非常に大切です。
模試のあとの復習が非常に効果的なのと同様に、過去問演習のあとの復習は非常に効率的で効果的だからです。
復習ノート・分析ノートを作るのもおすすめ
過去問演習の復習・分析は、専用のノートを作ってしまうのもおすすめです。
ノートに書いて言語化することで考えがまとまりますし、記録に残しておけばあとで何度も見返すことができるからです。
特に、復習ノートは自分の苦手ばかりが詰まった要点ノートにもなりますので、本番直前に読み返すことができる自分専用のオリジナルノートにすることもできます。
復習ノートや分析ノートの作り方については、『模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント』という記事でも解説しています。
ぜひ、そちらも参考にしてください。
-
模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント
続きを見る
ポイント5:全教科に毎日触れる
高校3年生の冬休みは、受験に必要なすべての教科・科目に必ず毎日触れておく必要があります。
少しでも触れておかなければ、忘れてしまうからです。
伸ばしたい教科を伸ばすだけでなく、その他の教科も点数を下げないようにしなければなりません。
学力を伸ばす教科と、学力をキープする教科を分けて取り組めると良いです。
国公立大学志望者は科目数が多くなり、全教科に毎日触れるのは大変です。
全教科、10分で取り組めるようなものを用意していおいて、時間がないときでも取り組めるようにしておけると良いです。
ポイント6:時間を計って演習する
高校3年生の冬休みは、どのような勉強に取り組むときも時間を計って取り組むようにすると良いです。
共通テストは制限時間がシビアなので、時間内に素早く解けるようにすることも非常に大切だからです。
過去問や予想問題はもちろん、インプット学習や基礎演習のときも時間を計って取り組めると良いです。
どのような問題を解くときにも、制限時間以内に解くことを常に意識して取り組めると効果的です。
制限時間後もちゃんと解く
制限時間以内に解けた問題も解けなかった問題も、解答解説を見る前に必ずもう一度じっくりと考え直します。
自分でじっくりと考えてから復習したほうが、学習内容が頭に定着しやすいからです。
本当はわかっていたけれども、時間内に解ききれなかっただけかもしれません。
じっくり考えればわかったのに、焦って解けなかっただけかもしれません。
学力的に足りなくて解けなかったのか、スピードが足りなくて解けなかったかによって、今後の対策ポイントが異なってきます。
解けなかった原因をしっかりと分析して次につなげるためにも、復習をする前にじっくりと考えることが大切です。
ポイント7:本番を意識する
高校3年生の冬休みは、常に本番を意識しながら勉強に取り組めると学力が大幅に伸びます。
集中して取り組んだほうが、学習内容が頭に残りやすいからです。
普段の勉強で解いた問題よりも、模試や定期テストで解いた問題のほうが記憶に残っているものです。
特に、過去問演習や予想問題演習に取り組むときには、「これが本番の試験だ」と思い込みながら取り組めると良いです。
本番のシミュレーションも
受験生の冬休みには、本番で使用する鉛筆や消しゴム、鉛筆削り、時計などを使って勉強するのもおすすめです。
また、入試本番と同じ時間に、同じ時間割で過去問に取り組んでみるのもおすすめです。
本番のシミュレーションも行いながら勉強に取り組めると一石二鳥です。
勉強中は本番のような緊張感を持って取り組み、本番ではこれまで勉強してきたような平常心で挑めると最高です。
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高3冬休みの注意点
ここからは、受験生の冬休みの注意点を解説します。
主に生活面での注意点を解説します。
特に、学校がお休みになる冬休み期間は、勉強だけでなく生活面でも注意を払う必要があります。
受験生の冬休みの注意点は、主に次の7つです。
注意点1:冬期講習の授業だけで満足しない
高校3年生の冬休みには、塾や予備校の冬期講習に参加する受験生も多いと思います。
冬期講習では一日に何時間も授業を受けることができますが、冬期講習の授業だけで満足してはいけません。
入試直前期は、自分の力で演習してアウトプットすることが重要だからです。
予備校の冬期講習では、問題演習とその解説がメインになることが多いです。
力のある講師による問題解説はわかりやすいので、ついついわかった気になってしまいがちです。
一方で、入試本番では自分ひとりだけの力で問題に挑まなければなりません。
授業も活用しますが、それだけで満足していては不十分です。
一人で黙々と演習する時間をしっかりと確保しなければなりません。
注意点2:睡眠時間を確保する
入試直前期は、焦る気持ちから睡眠時間を削ってまで勉強に取り組もうとする受験生は多いのですが、勉強の効率を上げるためにも睡眠時間は必ず確保する必要があります。
寝不足で勉強をしても集中できませんし、学習内容もなかなか頭に入ってこないからです。
高校生であれば、7時間から8時間程度寝るのが理想です。
勉強中や予備校の授業中に眠くなってしまうようであれば寝不足です。
しっかりと寝て、集中して長時間の勉強に取り組めるようにする必要があります。
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休憩時間の確保も大事
集中して長時間の勉強に取り組むためには、適度な休憩を取ることが大切です。
休憩を取らずに勉強に取り組み続けていると理解度が下がります。
最低でも1時間に1回は、5分~10分程度の休憩を取る必要があります。
集中して作業に取り組むために、25分に1回、5分間の休憩を取る「ポモドーロテクニック」は有名です。
今、この記事を書いている私もポモドーロテクニックを活用中です。
私は「Flat Tomato」というアプリを利用していますが、勉強中はスマートフォンを手元に置きたくないという場合はタイマーを利用しても良いでしょう。
Flat Tomato (Pomodoro / ポモドーロ)
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注意点3:集中できる場所で勉強する
高校3年生の冬休みは、集中できる場所で勉強することも大切です。
長時間勉強することになりますので、気が散る環境ではなかなか続けられません。
本人の性格にもよりますが、基本的には受験生がたくさん集まる場所で勉強に取り組むことをおすすめします。
周りの仲間たちが頑張っている姿を見ると、自分も頑張ろうと思えるからです。
予備校に通っているようであれば、予備校の自習室がおすすめです。
図書館にも頑張っている受験生が集まります。
冬休み中も学校が開放されているようであれば、学校の教室や図書室を利用するのも良いです。
わからないことがあったときに、気軽に質問ができる先生や友達がいる場所であるかどうかも重要です。
特に、年末年始は集中して勉強に取り組める施設が限られてきます。
どこで勉強するかをよく考えておくと良いでしょう。
注意点4:学習計画を立てる
冬休みの勉強を効果的にするためには、学習計画を立てることも大切です。
目標を定めて学習計画を立てることができると、何も決めずに勉強に取り組むよりも努力量を増やすことができますし、モチベーションを高く保つこともできます。
また、学習計画を立てると、限られた期間の中で何をどこまで取り組めるのかが見えてくるため、優先順位を考えやすくなります。
一方で、入試直前期は、過去問演習の分析をもとに勉強する内容を柔軟に変更していく必要があります。
作った学習計画をキッチリとこなしていくよりも、上手に修正しながら目標達成を目指すことのほうが大事になります。
注意点5:生活リズムを整える
共通テスト直前気の高3冬休みは、生活リズムを整えることも大切です。
生活リズムが崩れてしまうと勉強に集中できなくなるだけでなく、入試本番の集中力にも影響するからです。
夜寝る時間と朝起きる時間をしっかりと決めて、規則正しく生活できるようにしなければなりません。
夜に作業がはかどる夜型の人間にとってはつらいのですが、冬休み期間中に必ず朝型の生活に体を慣れさせておく必要があります。
入試本番の試験は朝からはじまるからです。
普段夜型の生活リズムで慣れてしまうと、頭が回らない状態で入試本番の午前中の試験を受けなければなりません。
「常に本番を意識する」という意味でも、冬休み期間中は早起きして午前中から勉強に取り組むようにするべきです。
入試本番の朝と同じ時間に起きて生活するようにできると非常に良いです。
特に決めておくべき時間
- 夜、寝る時間
- 朝、起きる時間
- 朝、勉強を開始する時間
- 朝昼夜の食事の時間
就寝時間を決めることが最重要です。
一度就寝時間が乱れてしまうと、翌日から1日のスケジュールが大きく崩れてしまうことになります。
試験当日の体調が合否を大きく分ける
入試は、試験当日の体調次第で点数が何十点も変わってきます。
長い時間をかけて積み上げてきた得点力も、試験前日にたった数時間睡眠時間を削ったばかりに無駄になってしまうこともあります。
入試当日の朝から頭シャッキリで試験に取り組めるよう、冬休みの期間中に生活サイクルを体に染み込ませておくことが大切です。
注意点6:食事と運動のバランスに気をつける
受験生の冬休みは、食事と運動のバランスにも気をつける必要があります。
勉強よりも健康のほうが大切だからです。
勉強中は座りっぱなしの時間が長くなるので、意識的に立ち上がったり歩き回ったりしたほうが良いです。
受験生は運動量が減るため、太りやすいです。
長時間の勉強で夜食などを摂りたくなることもあるかもしれませんが、間食や夜食は控えたほうが良いです。
ストレスが増え、運動量が減るので、食べるものや栄養バランスにはいつも以上に気をつかうべきです。
注意点7:将来の夢を思い出す
受験勉強で忙しい入試直前期こそ、将来の夢や将来やりたいことを思い返してみるべきです。
何のために頑張っていて、何のために勉強しているのかを思い出せると、苦しいときやつらいときも頑張れるからです。
高校3年生の冬休みの時期は、勉強に集中しすぎてしまうので、勉強する目的を忘れてしまいがちです。
入試本番当日まで努力を続けられるように、将来のことをときどき考えてみると良いです。
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高3冬休みにやるべき勉強以外のこと
高校3年生の冬休みには、勉強以外にもやるべきことがあります。
特に、手続き関係は期限を過ぎてしまうと受け付けてもらえません。
高校3年生の冬休みにやるべき勉強以外のことは、主に次の3つです。
一つひとつ解説します。
勉強以外1:出願戦略を考える
高校3年生の冬休みまでにまだ出願大学が固まっていないようであれば、しっかりと戦略を練っておく必要があります。
作戦を練らずに入試の時期を迎えてしまうと、勉強以外の余計なことをたくさん考えなくてはならなくなってしまうからです。
出願の戦略次第で、大学受験の満足度は大きく変わってきます。
大学受験は倍率が高く、第一志望校に合格できる受検生のほうが少ない受験です。
一方で、魅力的な大学にたくさん挑戦できるのも大学受験の特徴です。
思い通りに行っても行かなくても、結果に満足できるようにするための戦略作りが大切です。
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入試カレンダーを作る
大学受験のスケジュールは非常に複雑になるため、入試カレンダーを必ず作るべきです。
出願戦略では入試カレンダーは非常に大切です。
入試カレンダーには、受験する大学の次の項目の日程を必ず記載していきます。
入試カレンダーに書き込む項目
- 出願締切日
- 試験日
- 合否発表日
- 入学手続締切日
入試カレンダーは、紙のカレンダーに書き込んでも良いですし、Googleカレンダーなどのスケジュールアプリを利用しても良いでしょう。
勉強以外2:必要書類を確認する
高校3年生の冬休みは、出願に必要な書類がそろっているかどうか確認する必要があります。
ほとんどの大学がWeb出願となり、紙の願書を取り寄せる必要はなくなりました(念のため、受験校がWeb出願に対応しているかどうか、入試要項を確認してください)。
一方で、ほとんどの大学ではWeb出願後に必要書類を郵送する必要があります。
書類は、申請をしてから実際に手元に届くまでに時間がかかる場合もあるので、必要な書類がすべてそろっているかどうか早めに確認しておくと良いです。
一般的には、次のような書類が必要になります。
出願に必要な書類
調査書
調査書は高校から発行されます。
冬休みの時期であれば、すでに高校から渡されている場合が多いです。
調査書は各大学に提出するので、受験校数をしっかりと把握して、足りなくならないように高校に申請する必要があります。
予定よりも受験校が増える場合は、早めに高校に連絡して用意してもらいましょう。
英語外部試験の証明書
英検などの英語外部試験を利用する場合は、合格やスコアを証明する証明書が必要になります。
証明書が手元にない場合は、再発行してもらう必要があります。
証明書の発行には1週間から2週間かかることもあるので、早めに確認しておいたほうが良いです。
また、英検の級は不合格であっても、スコアのみを合否に利用できる場合もあります。
英検の級が不合格だった場合は証明書が発行されないので、申請をして発行してもらう必要があります。
いずれにしても、出願締切りギリギリになってしまうと対処ができなくなってしまいます。
早めに確認しておく必要があります。
写真
受験票に貼り付ける写真が必要になります。
普通の証明写真で問題ありません。
受験票に使った写真を入学後に大学の学生証に利用する大学も多いので、高校の制服ではなく、私服での撮影を指定している大学もあります。
私服での証明写真を用意しておくと良いです。
また、Web出願のときに写真データを貼り付けなければならないことも多いです。
写真は紙だけでなく、画像データも用意する必要があります。
一般的な証明写真機であれば、写真データをスマートフォンに保存することができます。
忘れずに保存しましょう。
大学入学共通テスト成績請求票
共通テストの点数を合否に利用する場合は、大学入学共通テスト成績請求票が必要になります。
共通テストの受験票と一緒に郵送されてきているはずです。
成績請求票を紛失してしまった場合は、再発行してもらう必要があります。
勉強以外3:予防接種を受ける
受験生の冬休みまでに予防接種を受けていないようであれば、冬休み中に受けることをおすすめします。
入試本番にインフルエンザなどの感染症にかかってしまうと、実力を発揮できなくなってしまうからです。
当日に体調不良になってしまわないよう、最大限の努力をするべきです。
予防接種の他にも、うがい、手洗い、マスク着用など、感染症の予防に努められると良いです。
万全の体調で入試本番を迎えられるよう手を尽くしてください。
高3冬休みの勉強に取り組むなら
高3冬休みの勉強は、今まで利用していたものを引き続き利用し続けることを強くおすすめします。
塾や予備校に通っているようであれば、引き続き通い続けてください。
使い続けている参考者や問題集があるようであれば、引き続き使い続けてください。
高3の冬休みから新しいことをはじめても、中途半端に終ってしまう可能性が高いです。
一方で、ピンポイントで対策したい部分だけ、新しい問題集などを利用するのはアリです。
何か新しい物をはじめるのであれば、明確な目的を持ってはじめることが大切です。
高3の冬休みであれば、これまでの勉強のサポートとして、次のような学習サービスの利用がおすすめです。
高3冬休みに新しく取り組むのなら
おすすめ1:スタディサプリ
高校3年生の冬休みの教材には、スタディサプリ高校・大学 受験講座がおすすめです。
スタディサプリであれば、実力講師による映像授業を、いつでも好きなときに見られるからです。
過去問演習や演習演習に取り組んでいる途中で苦手を見つけたら、すぐに授業を見て対策することができます。
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高校3年生の冬休みに、オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師を利用することもできます。
過去問を解いていてわからないところを質問したい場合や、国公立大学2次試験や私立大学で出題される記述問題の添削指導をしてもらいたい場合など、目的を持って利用するのであれば効果的です。
また、教科特化型のサービスも多いので、苦手教科を重点的に対策したい場合にもおすすめです。
オンライン家庭教師の特徴
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高3冬休みに親がすべきこと
高校3年生が大学受験という大きな壁に挑戦するためには、保護者の方のサポートは不可欠です。
受験生が勉強に集中して存分に努力できるようにするために、保護者の方がすべきことは主に次の4つです。
受験生のために親がすべきこと
サポート1:出願のサポート
高校3年生の冬休みには、保護者の方が出願手続きのサポートをしてあげられると良いです。
出願手続きは手間と時間がかかるので、受験生本人がすべてやってしまうと勉強時間を奪われてしまうからです。
もちろん、受験する本人が手続きに関わることは絶対に必要なのですが、入試要項の細かい部分を確認したり、漏れがないかチェックしたり、必要書類が足りているかチェックしたりなどのサポートを、保護者の方がしてあげられると良いです。
サポート2:心理的サポート
高校3年生の冬休みの時期は、受験生に対する保護者の方の心理的サポートがとても重要です。
努力していることを認め、褒め、励ましてあげてください。
ネガティブな言葉を避け、ポジティブな言葉をかけてあげてください。
大学受験ともなると、受験生は学校の先生や塾・予備校のスタッフに頼る機会が多くなりますが、本当に一番寄り添って身近で見守っているのは保護者の方です。
保護者の方のちょっとした声掛けが、受験生にとっての大きな励みになります。
言葉が持つ力は大きいです。
どんなに小さなことでも、受験生を励ましてあげられると良いです。
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サポート3:健康面でのサポート
高校3年生の冬休みの時期は、健康面にも注意を払う必要があります。
受験直前期は体力勝負でもあるからです。
受験生が集中して勉強に取り組めるよう、また、入試本番に体調万全でいられるようサポートしてあげられると良いです。
サポート4:受験料や学費の準備と覚悟
高校3年生の冬休みの時期、保護者の方は受験料や学費の準備が必要になります。
出願手続きの締切日までには受験料を支払わなければなりませんし、入学手続きの締切日までには学費を支払わなければなりません。
併願校の入学手続きの締切日によっては、複数校に一旦学費を納入しなければなりません。
大学にもよりますが、一旦入学金だけを納入するパターンと、授業料を含めた前期分の学費を一旦納入して、入学を辞退する場合には入学金以外が後日に返金されるパターンがあります。
授業料を含めた前期分の学費を一旦納入するパターンですと、100万円近いお金を準備しておく必要があります。
いずれにしても、その大学に入学しない場合は、20万円~40万円程度の入学金は戻ってきません。
手続きの締切日をチェックして、覚悟をしておく必要があります。
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まとめ
それでは、高校3年生の冬休みの勉強についての解説をまとめます。
結論
大学受験は入試直前期に一番成績が伸びます。
やるべきことを決めて、あきらめずに努力し続けることが大切です。
大学入試では、入試直前期が一番成績が伸びます。
1日12時間から15時間の勉強時間を目標にして、しっかりと努力を積み重ねることが大切です。
高校3年生の冬休みに取り組むべき勉強は、主に次の3つです。
受験生が冬休みにやるべき勉強
- 共通テスト対策
- インプットと基礎演習
- 私大・2次試験対策
受験生の冬休みの共通テスト対策のポイントは、主に次の7つです。
受験生の冬休みの共通テスト対策のポイント
- 基礎を徹底する
- 優先順位をつける
- 共通テストの特徴的な問題を対策する
- 勉強方法を工夫し続ける
- 全教科に毎日触れる
- 時間を計って演習する
- 本番を意識する
受験生の冬休みの注意点は、主に次の7つです。
受験生の冬休みの注意点
- 冬期講習の授業だけで満足しない
- 睡眠時間を確保する
- 集中できる場所で勉強する
- 学習計画を立てる
- 生活リズムを整える
- 食事と運動のバランスに気をつける
- 将来の夢を思い出す
高校3年生の冬休みにやるべき勉強以外のことは、主に次の3つです。
勉強以外のやるべきこと
- 出願戦略を考える
- 必要書類を確認する
- 予防接種を受ける
高校3年生の冬休みから何か新しい物をはじめるのであれば、明確な目的を持ってはじめることが大切です。
高3冬休みに新しく取り組むのなら
受験生が勉強に集中して存分に努力できるようにするために、保護者の方がすべきことは主に次の4つです。
受験生のために親がすべきこと
- 出願のサポート
- 心理的サポート
- 健康面でのサポート
- 受験料や学費の準備と覚悟
今回の記事が、お子様が入試直前期の冬休みに成績を大きく伸ばし、第一志望校に合格するきっかけとなればとてもうれしいです。
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