こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
費用やスケジュールのことも考えて、とりあえず週1回から塾に通わせてみようと考えられる保護者の方は多いです。
週1回の通塾でも効果はあるのかと、疑問に思われているのではないでしょうか。
結論
子どもの学習状況にもよりますが、週1回の通塾では効果がないことが多いです。
成績アップを目指すのであれば、最低でも週2回~週3回は通うべきです。
今回は、週1回の通塾では意味がないというお話について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が塾を正しく活用して、成績を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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塾に週1回通っても意味がない理由
子どもの学習状況にもよりますが、基本的には週1回のペースで塾に通っても意味がありません。
塾に週1回で通っても意味がない理由は、主に次の4つです。
塾に週1回で通っても意味がない理由
理由1:学習習慣が身につかない
塾に週1回のペースで通っても意味がないのは、学習習慣が身につかないからです。
学習習慣を身につけるためには、あまり期間を開けずにコンスタントに塾に行く必要があります。
勉強は、習慣化が非情に重要です。
習慣化できなければ、取り組み続けることができないからです。
勉強は、同じ学習内容に何度も繰り返し取り組むことで定着していきます。
コツコツと取り組んでいくことが大切です。
勉強の苦手克服は学習習慣から
勉強が苦手な子どもは、そもそも勉強に取り組めていません。
逆に言えば、勉強に取り組むことができるようになれば、勉強の苦手を克服できる場合が多いです。
今まで勉強に取り組んでこなかった子どもが、いきなり勉強に取り組みはじめるのは難しいです。
まずは学習習慣を身につけて、コツコツと勉強をできるようにしていくことが大切です。
理由2:苦手克服には学習量が足りない
塾に週1回のペースで通っても意味がないのは、苦手を克服するには学習量が足りないからです。
苦手を克服するためには、つまずいてしまっている部分まで戻っておさらいをする必要があります。
学年を大きくさかのぼって復習をする必要がある場合も多く、苦手克服には時間がかかる場合が多いです。
苦手対策の勉強を進めている最中も、学校の授業は先に進んでしまいます。
週に1回の通塾では、苦手の克服をして学校の授業に追いつくようにするのは非情に難しいです。
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理由3:一部の教科しか対策できない
塾に週1回のペースで通っても意味がないのは、一部の教科しか対策できないからです。
個別指導の場合は、週1コマで通う場合、授業は1教科のみとなることが多いです。
集団指導の場合は、週1回であっても、授業は2教科になることもあります(1日で2コマ受ける場合があるため)。
いずれにしても、授業を受けられる教科が限定的になるので、総合的な勉強に取り組むことはできません。
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理由4:受験対策としての学習量が足りない
塾に週1回のペースで通っても意味がないのは、受験対策としての学習量が足りないからです。
高校受験対策として塾に通う中学生は多いですが、高校受験対策では取り組むべきことが多く、膨大な時間と勉強量が必要になります。
週1回の通塾では時間が圧倒的に足りず、できることが限られてしまいます。
消化不良となる可能性が高く、塾に通う効果はあまり感じられないでしょう。
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週1回の通塾で大丈夫な場合
週1回のペースで塾に通っても基本的には効果がありませんが、子どもの学習状況によっては、週1回の通塾で十分に効果を発揮する場合もあります。
週1回の通塾で大丈夫な場合は、主に次の2つです。
週1回の通塾で大丈夫な場合
ケース1:勉強の仕方が身についている
週1回の通塾で大丈夫な場合は、既に勉強の仕方が身についている場合です。
既に学習習慣がついていて、勉強の仕方がわかっているようであれば、教材などを利用した独学を中心に勉強に取り組み、塾を補助的に活用することができるからです。
自主的に勉強に取り組める子どもであれば、むしろ塾でたくさん宿題を出されてしまうと、わずらしく感じてしまう場合も多いです。
一方で、自主的な勉強で十分な学習量を確保できる中学生は非情に稀です。
一般的には、塾に通わなければ十分な学習量は確保できないと認識すべきです。
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タブレット学習教材との併用がおすすめ
自主的に勉強に取り組める子どもには、塾とタブレット学習教材の併用をおすすめします。
最近のタブレット学習教材のシステムやAIはとても優秀で、効率よく成績を伸ばしていくことができるからです。
タブレット学習教材は料金が安く、5教科を月額数千円~1万円程度で学習できるものが多いので、費用も大きく抑えることができます。
少し費用は高くなりますが、コーチや担当者がついて、学習計画の立案や学習進捗のチェックをしてもらえるサービスもあるので、必要であればそのような教材を検討してみるのも良いでしょう。
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- 料金が安い
- AIによって演習を効率化
- その場で採点され、すぐに復習に取り組める
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中学生におすすめの映像授業・タブレット教材
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ケース2:成績は良いが1教科だけ苦手教科がある
週1回の通塾で大丈夫な場合は、全体的な成績は良いが、1教科だけ苦手教科がある場合です。
自分の力で良い成績を取れる実力があるのであれば、週1回の通塾でも十分に苦手教科を克服することができるからです。
他の教科で結果を残せているということは、勉強の仕方がわかっていて、勉強量を十分に確保できているということです。
あとは、苦手を克服するためのポイントや勉強方法を、塾で補助的に指導してもらえば大丈夫です。
定期テストでコンスタントに400点以上(5教科500点満点)取れているようであれば、苦手教科のみの週1回の通塾でも効果があります。
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苦手教科対策には特化型塾がおすすめ
苦手教科を1教科だけ塾で対策するのであれば、教科特化型の専門塾がおすすめです。
教科特化型の塾であれば、その教科に精通した力のある講師に指導してもらうことができるからです。
教科特化の塾は数が少ないので、オンラインの塾を利用することをおすすめします。
オンラインであれば、どこに住んでいても、比較的安く教科特化の指導を受けることができます。
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中学生は塾に週何回通っているか
一般的には、中学1年生、中学2年生は週2回~週3回で塾に通う場合が多いです。
中学3年生になると通塾回数が増え、中学3年生の夏以降は毎日のように塾に通うようになる場合が多いです。
ただし、子どもの学習状況によって必要な通塾回数は異なるので、一般的な通塾回数は参考程度にしたほうが良いです。
勉強が苦手なようであれば通塾回数を増やすべきですし、自主的に勉強に取り組めるようであれば通塾回数は少なくても問題ありません。
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塾を意味あるものにするためのポイント
塾は大きな費用がかかるので、月謝や料金に注目してしまいがちです。
しかし、塾に通う満足度を上げるためには、料金以上に注目しなくてはならないポイントがたくさんあります。
中学生の塾の選び方のポイント
- 塾に通う目的をよく考える
- 子どもに合う授業形態を選ぶ
- 塾以外の選択肢も広く考える
- 環境や設備を確認する
- 教室長や講師を信頼できそうかどうか判断する
- 授業や受験のサポート体制を確認する
- 子どもが前向きに通えそうか確認する
- 生の口コミを集める
- 実績を確認する
- 無理なく通い続けられる費用かどうか確認する
- 必ず複数の塾の体験授業を受ける
塾に通う満足度を上げるための塾の選び方についての詳細は、『中学生の塾の選び方!失敗しないための11のポイント!』で解説しています。
-
中学生の塾の選び方!失敗しないための11のポイント!
中学生の塾を選ぶときは、慎重に考えて決めるべきです。子どもにピッタリ合った塾を選ぶことができると、学力や成績を大きく伸ばすことができます。この記事では、中学生の塾選びのポイントについて解説しています。
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まとめ
それでは、週1回の通塾では意味がないというお話についての解説をまとめます。
結論
子どもの学習状況にもよりますが、週1回の通塾では効果がないことが多いです。
成績アップを目指すのであれば、最低でも週2回~週3回は通うべきです。
塾に週1回で通っても意味がない理由は、主に次の4つです。
塾に週1回で通っても意味がない理由
- 学習習慣が身につかない
- 苦手克服には学習量が足りない
- 一部の教科しか対策できない
- 受験対策としての学習量が足りない
週1回の通塾で大丈夫な場合は、主に次の2つです。
週1回の通塾で大丈夫な場合
- 勉強の仕方が身についている
- 成績は良いが1教科だけ苦手教科がある
塾に通う満足度を上げるためには、料金以上に注目しなくてはならないポイントがたくさんあります。
中学生の塾の選び方のポイント
- 塾に通う目的をよく考える
- 子どもに合う授業形態を選ぶ
- 塾以外の選択肢も広く考える
- 環境や設備を確認する
- 教室長や講師を信頼できそうかどうか判断する
- 授業や受験のサポート体制を確認する
- 子どもが前向きに通えそうか確認する
- 生の口コミを集める
- 実績を確認する
- 無理なく通い続けられる費用かどうか確認する
- 必ず複数の塾の体験授業を受ける
今回の記事が、お子様が塾を正しく活用して、成績を伸ばしていくきっかけとなればとてもうれしいです。
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