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【元塾教室長が解説】受験勉強って何すればいい?はじめ方に困った時に取るべき行動

2022年12月21日

受験勉強をはじめる

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

 

そろそろ子どもに受験勉強をはじめさせたいのですが、何からはじめれば良いでしょうか

うちの子どもが受験勉強したいけど何をすれば良いかわからないと言っています

 

定期テストの勉強と違い、受験勉強は範囲がとても広いです。

一体何から手を付ければよいのかと困ってしまう方も多いと思います。

 

保護者
今年から受験生でしょ。そろそろ受験勉強をはじめないといけないんじゃない?

 

わかってるけど、受験勉強って何すればいいのかわからないよ!
子ども

 

そんな会話も繰り広げられているかもしれません。

このような場合、具体的に取るべき行動は次の3種類になると思います。

結論

1,塾や予備校に行く

2,模試を受けてみる

3,本屋に行って問題集を買う

 

これだけでは何だかわからないと思いますので、理由や注意点も含めて、一つひとつ詳しく解説していきます。

私は以前、塾講師の仕事をしていました。

集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。

かれこれ20年以上、塾業界で働きました。

これまでの経験を基にお話します。

最後まで読んでいただき、お子様が軽やかに受験勉強をはじめられるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。

そもそも勉強のやり方がわかっていないかも

やり方

子ども
受験勉強って、何をすればいいの?

 

子どもがこのような質問をする場合、多くの場合は勉強のやり方そのものがわかっていません

勉強のやり方がある程度わかっていて、学校の定期テストでしっかりと点数を取れる子どもからは、もっと具体的な質問が出てくることが多いです。

たとえば、

 

子ども
英語の長文が読めないのですが、長文の問題をたくさん解いていれば読めるようになりますか?

 

子ども
数学の応用問題が解けないのですが、おすすめの問題集はありませんか?

 

と、いうような質問です。

「何をすればいいかわからない」という抽象的な質問が出てくるということは、そもそもの勉強に取り組めていない可能性が高いです。

とにかくやってみる

挑戦

そもそも勉強のやり方がわからなかったり、勉強にしっかりと取り組めていない場合に取るべき行動は1つです。

「何でも良いのでとにかくやってみる!」です。

効率が良くても悪くても、無駄なことをやってしまったとしても何でも良いです。

いきなり上手にできる人間はほとんどいません。

まずは「効率」よりも「量」が必要であることは、以前書いた『勉強の効率を上げる方法。それは効率の悪い勉強をすることです。』というnoteの記事でも解説しました。

有料記事ですが、量が大事であるという部分は無料で読むことができます。

ぜひ、覗いてみてください。

>>勉強の効率を上げる方法。それは効率の悪い勉強をすることです。

少しでも効率良く受験勉強をはじめたい!

効率

いくら「まずは効率よりも量だ!」と言われても、少しでも効率良く受験勉強をはじめさせたいと思われていると思います。

そのような場合に取るべき行動が、冒頭に書いた結論になります。

結論

1,塾や予備校に行く

2,模試を受けてみる

3,本屋に行って問題集を買う

 

ここからはこの3つの行動について、詳しく解説していきます。

行動1 塾や予備校に行く

学校の勉強

受験のことは受験のプロに聞く!

これが一番手っ取り早い解決法です。

塾や予備校は、学校とは異なります。

学校は学問を学ぶ場です。

塾や予備校は志望校合格を目指す場です。

塾や予備校は、志望校に合格させるために勉強を教え、志望校に合格させるために定期テスト対策を行い、志望校に合格させるために子どもたちに勉強に取り組ませます。

志望校に合格させるための情報も多く持っています。

受験のことで困ったら、まず塾や予備校に行くことを考えてください

>>情報を制する者は受験を制す!受験は情報戦でもある

話を聞きに行くだけでもいい

面談

塾や予備校に通いはじめれば、授業を受けたり宿題に取り組むことで、自然と受験勉強をはじめることができます。

ですが、

 

保護者
突然塾に通えと言われても・・・

 

保護者
部活も忙しいし、塾に通う時間なんてないかもしれない・・・

 

保護者
塾や予備校は金銭的にちょっと・・・

 

と、いう方もいらっしゃると思います。

そのような場合は、塾に通うかどうかの結論はあとで出すとして、話を聞きに行くだけでも良いでしょう。

意外な解決策があるかもしれない

解決

塾や予備校のスタッフに現状の悩みを話してみると、予想外の解決策が見つかるかもしれません

部活が忙しくても大丈夫なようなカリキュラムを作ってくれるかもしれません。

授業料を抑えたプランを用意してくれるかもしれません。

ご家庭にとっては初めて経験する悩み事であっても、受験のプロからすると「あるあるな悩み」な事が多いからです。

また、塾や予備校は生徒を増やしたいと思っています。

なんとか通ってもらえるよう、熱心に話を聞いて、解決策を探してくれるでしょう。

良い刺激になるかもしれない

刺激

良い塾や予備校には、既に本気で受験勉強に取り組んでいる子どもたちがたくさん通っています

そういった生徒や、教室の雰囲気に良い刺激を受けることができます。

勉強が苦手な子どもは、必要な努力量がわかっていない子どもが多いです。

本気で取り組むライバルたちを見て、

 

子ども
自分もあれくらい頑張ってみよう!

 

と、頑張るきっかけをつかむことができるかもしれません。

>>個別指導の塾選びで失敗しないための10のポイント!ネットのおすすめランギングは参考程度に!

>>集団塾の塾選びで失敗しないための11のポイント

タブレット教材や通信教育は注意が必要

タブレット教材

塾や予備校の費用を安く抑えるということであれば、タブレット教材や通信教育教材はおすすめです。

しかし、ただ教材を与えるだけでは、子どもたちは勉強に取り組むことはできません。

教材を与えたうえで、保護者の手厚いサポートが必要になります

子どもと一緒に学習計画を立てたり、子どもの学習進捗を管理したりする必要があるので、「安い!」というだけで飛びつくと危険です。

ただ、上手に使いこなすことができれば、塾に通うよりも自由度の高い学習計画を立てることができます。

また、デジタルコンテンツやAIを活用した、効率の良い最新の学習コンテンツを安く利用することができます。

>>継続できる!通信教育で塾以上の成果を得るための6つのコツ

行動2 模試を受けてみる

テスト

保護者
でも、さすがにいきなり塾に話を聞きに行くのはハードルが高いかもしれません。

 

そのように思われた方もいらっしゃると思います。

そのような場合は、模試を受けてみると良いです。

理由は3つあります。

模試を受けてみると良い理由

  • 勉強するきっかけになる
  • 勉強すべきことが明確になる
  • 塾や予備校に自然と接点を持つことができる

 

一つひとつ解説します。

勉強するきっかけになる

きっかけ

保護者
うちの子は定期テスト前しか勉強しないんです。

 

普段から勉強に取り組める子どもは少ないです。

ですので、模試を受験することで、意図的に「テスト前」を作り出すと良いです。

 

子ども
来週は模試だから、苦手な連立方程式を復習しておこう

 

と、少しでも何かに取り組むきっかけにできると良いです。

 

些細なことでも良い

些細なこと

保護者
うちの子はそこまで前向きに取り組んでくれるかどうか・・・

 

確かに、模試のために勉強を頑張れる子どもは少ないです。

ですが、ちょっと教科書を読み返してみるだけでも、復習の効果はあります。

なかなかやる気になれず、結局模試の前日にちょっと教科書を読んだだけになってしまうかもしれません。

それでも良いです。

些細なことでも、まず勉強に取り組んだということが大切です。

 

復習まで取り組めれば最高

復習

模試は最高の学習教材です。

普段勉強するときよりもずっと集中して問題に取り組むので、解いた問題が頭の中に残りやすいのです。

模試で解けなかった問題を復習して解けるようにしていけば、大きな学習効果が期待できます。

成績の良い子ほど、模試の復習にしっかりと取り組みます。

しかし、普段あまり勉強に取り組めていない子どもにとっては、模試の復習に取り組むことは少しハードルが高いかもしれません。

そんな場合は、まずはとにかく自己採点だけでも取り組むと良いです。

自己採点をしている中で、

 

子ども
あー、これもう少しで解けたやつだ。あの後どうすればよかったんだろう。

 

と、思って、解説を読んでくれるかもしれません。

なによりも、まず取り組んでみることが大切です。

>>模試の最強活用法7つのポイント!復習のやり方・ノートの作り方

勉強すべきことが明確になる

明確

模試の結果には、貴重なデータが記載されています。

できた所。できなかった所。

得意な分野。苦手な分野。

今取り組むべき単元。優先度の高い教科。

そして、第一志望校までの距離。

模試のデータを見れば、勉強すべき分野の優先順位がつけられるので、

 

子ども
何からはじめればいいかわからないよ!

 

と、いうことにはなりません。

模試を受ければ、勉強すべき分野が明確になります。

塾や予備校に自然と接点を持つことができる

接点

模試を塾や予備校経由で申し込むと、自然と塾や予備校との接点を持つことができます。

模試に申し込みをするだけなので、塾に話を聞きに行ったり、体験授業を受けに行ったりするよりも、心理的なハードルは高くありません。

また、塾や予備校は無料の模試を用意ししている場合もあります。

1回5,000円前後の費用がかかる模試を無料で受けられるのでお得です。

 

勧誘はされます

勧誘

保護者
でも、無料の模試を受けたら塾に勧誘されませんか?

 

塾や予備校にとって、模試は営業ツールです。

模試を受けに来るということは、受験に興味があるということです。

受験に興味があるご家庭に接点を持つことができるということで、模試は、塾や予備校にとっては重要な営業機会なのです。

ですので、勧誘はされるものと思ってください。

 

塾の詳しい話を聞くこともできる

詳細

勧誘はされますが、勉強に関する分析もしてもらえます

「模試の結果を見ると、〇〇の分野が苦手なようです。うちの塾では□□という形で、その苦手を克服することができますよ。」という形で勧誘されるからです。

その提案が魅力的に感じれば、もっと詳しく話を聞いて、入塾の検討をしてみるのも良いでしょう。

必要ないと感じれば、きっぱりとお断りすると良いです。

勧誘を断られるのも、塾や予備校の仕事の1つです。

>>【元塾教室長が解説!】無料体験授業後の塾への入塾の断り方

行動3 本屋に行って問題集を買う

本屋

模試を受けるなどして、取り組むべき教科や分野がわかっていれば、本屋に行って問題集を買いましょう。

Amazonや楽天ではなく、本屋に行きましょう

 

高校生
大学入試の数学といえばチャート!とりあえずチャートを買おう!

 

このような理由で問題集を決めてしまう子どもは多いのですが、これには注意が必要です。

みんなが使っている問題集は、人気なだけあって良いものが多いです。

ですが、それはみんなにとって良いものであって、自分にとって良いものかどうかはわかりません

本当に自分に合っているかどうか、本屋で実際に手に取って選ぶことをおすすめします。

問題集選びは相棒選び

相棒

問題集は何冊も何冊も取り組むのではなく、1冊を何度も解いてやり込むことが大切です。

 

子ども
同じ問題を何度も解いて、意味あるんですか?答えを覚えてしまいませんか?

 

子どもたちからは毎度そんな声が聞こえてきますが、問題集は2周目からが本番です。

1周目はただの準備です。

何事も、一度でできるようにすることは難しいからです。

スポーツと同じです。

反復練習を何度も積んで、できるようにしていきます

ですので、問題集は1冊、心強い相棒を探すつもりで本屋さんに行きましょう。

問題集選びのポイント

ポイント

問題集が相棒である以上、相棒選びは慎重に行う必要があります。

「みんなが使っているから」という安易な理由で相棒を選んではいけません。

 

子ども
でも、本屋さんに行っても、結局何を買えばいいかわからない。

 

問題集は、「良いか悪いか」ではなく、「自分に合っているかどうか」で選ぶべきです。

自分に合っているかどうかを判断するために、次の3点に気をつけて選ぶと良いでしょう。

問題集選びのポイント

  • 解説がわかりやすいかどうか
  • レベルが合っているかどうか
  • テンションが上がりそうかどうか

 

解説がわかりやすいかどうか

解説

問題集選びで一番重要なポイントは、解説がわかりやすいかどうか、解説が自分に合っているかどうかです。

問題集の本編よりも先に、解答解説のページからチェックすると良いです。

計算の途中式まで丁寧に書いてある解説が合っている子どももいれば、途中式が丁寧すぎるとわずらわしいと感じる子どももいます。

解答解説を読んでみて、「自分にはこれがわかりやすい!」という物を選ぶと良いです。

 

レベルが合っているかどうか

レベル

問題集は、「せっかくだからできるだけ難しいのを!」と思ってしまいがちなのですが、基礎をしっかり固められるものを選んだほうが良いです。

体感としては、

 

子ども
基本問題のところは解ける問題も結構混ざってるかも!

 

子ども
標準問題のところは解ける問題はあまり無いなー。

 

くらいのレベルが合っています。

 

テンションが上がりそうかどうか

やる気アップ

問題集は、ページを開くまでが一番の難関です。

ページを開いて解きはじめてしまえば、スルスルと勉強に取り組めるものです。

ですので、問題集の見た目は結構大事だったりします。

表紙のデザインが堅苦しかったり、本文がびっしりで目がクラクラしてしまったりすると、なかなか問題集に取り組めないかもしれません。

このあたりはそれぞれの好みの問題なので、表紙を見て、中身をパラパラーっとめくってみて、テンションが上がりそうなものを選ぶと良いです。

やっぱり塾に行ってみるのがおすすめです

おすすめ

子どもたちにとって、自力で勉強に取り組むのは難しいです。

特に、定期テスト前以外は勉強をしていないという子どもに、いきなり「受験勉強をしよう!」と言っても、具体的な行動に移せる子どもはほとんどいません。

子ども本人の課題解決能力が高く、ご家庭が手厚くサポートしてあげられる場合を除いては、塾や予備校というプロの力に頼るべきです。

私が元々塾の教室長をやっていたということで、ある程度偏った意見になってしまいますが、できるだけ早くから塾や予備校に通わせ、できるだけ早くから受験勉強をスタートさせることをおすすめします。

「受験勉強をはじめよう!」と、思ったその時が塾や予備校に通いはじめる最大のチャンスです。

この期を逃すと、ズルズルと受験勉強のスタートが遅れ、入試に間に合わなくなってしまうかもしれません。

>>高校受験の準備はいつから本気出せば間に合うのか

>>大学入試の勉強はいつから?高校入試はヌルゲー。意識を変えなければ失敗する!

まとめ

それでは、受験勉強のはじめ方に困った時に取るべき行動をまとめます。

結論

1,塾や予備校に行く

2,模試を受けてみる

3,本屋に行って問題集を買う

 

「塾や予備校に行く」というのが一番おすすめです。

いきなり塾や予備校に行くのはハードルが高いということであれば、とりあえずちょっと話を聞きに行くだけという軽いスタンスでも良いでしょう。

また、塾や予備校経由で模試を受けると、自然と塾や予備校との接点を持つことができます。

模試は、「何から勉強をはじめるべきか」を知ることができるので、一度受けてみることをおすすめします。

模試を受けてみると良い理由

  • 勉強するきっかけになる
  • 勉強すべきことが明確になる
  • 塾や予備校に自然と接点を持つことができる

 

何からはじめるべきかの見当がついたら、本屋さんへ行って問題集を買ってきましょう。

「本屋さんで」というところが重要です。

問題集選びのポイント

  • 解説がわかりやすいかどうか
  • レベルが合っているかどうか
  • テンションが上がりそうかどうか

 

本屋さんで最高の相棒を探してください。

今回の記事が、お子様が軽やかに受験勉強をスタートするための参考となればとてもうれしいです。

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