こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
うちの子はいつもテストで長文読解問題が読み終わりません。どうすれば速く読めるようになりますでしょうか。
うちの子は模試で英語の問題が解き終わらないようなので、長文問題をたくさん解かせようと思います。おすすめの教材はありますでしょうか。
受験に向けて英語の長文読解問題の勉強に取り組む中で、時間内に読み終わらずに悩む中学生・高校生は多いです。
速く読めるようにするために、長文読解問題の問題集をたくさん購入したほうが良いのではないかと考えられている保護者の方も多いです。
結論
英文を読むスピードを上げるのであれば、まずは精読です。
速くめるようになるために、ゆっくり読んで理解する必要があります。
今回は、英語の精読について解説します。
記事の後半では、中学生・高校生向けの精読におすすめの教材についても解説します。
主に、受験に向けて勉強を頑張っている中学生や高校生を対象に解説します。
私は以前、塾講師の仕事をしていました。
集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。
かれこれ20年以上、塾業界で働きました。
これまでの経験を基にお話します。
最後まで読んでいただき、お子様が英語の入試問題を時間内に解けるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。
タップできる目次
精読とは
精読とは、文章を一文ずつ丁寧に読んでいく読み方のことです。
ゆっくり読めば良いというわけではなく、英単語や英文法、文構造などをしっかりと把握しながら読んでいきます。
精読は、できるだけ多くの文章を読もうとする「多読」や、できるだけ速く読もうとする「速読」とは正反対の読み方です。
英語の精読が必要な理由
英文を速く、多く読めるようにするためには、精読をする必要があります。
英文を読むスピードを上げようと、とにかくたくさん英文を読む練習をしようとする子どもは多いですが、ただ英文を読んでいるだけでは永遠にスピードは上がりません。
まずはゆっくりと精読をして英文を詳細に理解することで、読むスピードは段々と上がっていきます。
入試問題は語数が多い
最近の入試問題は読解問題が中心となっていて、読む英語の量が増えています。
これは高校受験でも大学受験でも同じ傾向です。
2023年の大学入学共通テスト(旧センター試験)の英語リーディングの試験全体の総語数は約6000語もありました。
ちなみに、2004年のセンター試験の英語リーディングの総語数は約3000語でした。
試験時間はどちらも80分です。
英文を速く読む力は、今の入試には必須のスキルです。
精読すると速く読めるようになる理由
ここからはもう少し具体的に、精読することで英語が速く読めるようになる理由を解説します。
主な理由は次の3つです。
速く読めるようになる理由
一つひとつ解説します。
理由1 語彙力を鍛えられる
精読をすることで英単語や英熟語の知識が深まり、語彙力を鍛えることができます。
多読や速読と異なり、精読ではわからない英単語や英熟語を一つひとつ拾っていくからです。
単語暗記の勉強とは少し異なる
長文読解の練習に取り組む前に、単語暗記は可能な限り完璧にしておくべきです。
読解問題を解いてるときにわからない単語がチラホラと出てくると、読解に集中できないからです。
しかし、どんなに単語練習を頑張っていても、英文の中に出てくると意味が取れなくなってしまうこともあります。
また、長文読解問題の中には非常に多くの英単語が出てくるため、「この単語の意味は何だったけなー。」と悩んでしまうと、英文全体の意味がわからなくなってしまいます。
英単語の意味は、呼吸をするように瞬時にわからなければなりません。
このように、単純な英単語暗記と精読をしている中での単語学習は、必要とされる力が少し異なります。
英熟語の重要性
特に、英文を読んでいると英熟語の存在に気づけないことがあります。
英熟語はもともとの英単語とは意味がかけ離れていることも多いので、英熟語の存在に気づけないととんでもない誤訳をしてしまうこともあります。
ですので、精読をしていく中で英熟語を見つけることはとても大切な練習です。
意外な意味の英熟語
- look for → 探す
- go on → 続ける
- drop in → 立ち寄る
多義語の重要性
英単語の中には、一つの単語に多くの意味を持つ「多義語」があります。
多義語の一つひとつの意味を暗記できていたとしても、英文の文脈の中でどの意味になるのかを判断できなければ、英文を正確に読むことができません。
そのため、精読をして英文の中の多義語をどのように訳すかと考える練習はとても重要です。
多義語の例
book → 本、予約する
like → 好む、~のような
run → 走る、経営する
right → 右、正しい、権利
理由2 英文法を深く理解できる
精読をすることで英文法の理解が深まり、文法の力を鍛えることができます。
英文の文章の中で、どのように英文法が使われているのかを実践的に学ぶことができるからです。
文法の穴埋め問題が解けても、英文の中でどのような文法が使われているかわからないことがあります。
また、文法の演習問題を解いているときは単元ごとに出題されることが多いですが、英語の文章を読んでいるときはあらゆる単元の英文法がランダムに出てきます。
そのため、どの英文法の知識も瞬時に頭の中から引っ張り出せる力が鍛えられます。
理由3 英文の文構造に慣れることができる
英語の精読で一番頑張らなければならないのは、文構造(構文)の把握です。
構文を速く正確に理解できるようになれば、英文を読むスピードが上がるからです。
逆に、構文を理解せずに読んでしまうと、どれだけ多くの英文を読んだとしても読むスピードは上がりません。
英単語も英熟語も英文法もよくできるのに読むスピードが上がらないということであれば、構文の理解に時間がかかってしまっている可能性が高いです。
英語精読の効果的なやり方の7ステップス
ここからは、具体的な英語精読の効果的な取り組み方を解説します。
英語精読のやり方は、次の7ステップスです。
英語精読の7ステップス
一つひとつ解説します。
ステップ1 英語精読の前に基礎力
英語の長文読解問題に取り組むには、英単語・英熟語・英文法の英語の基礎力がついていることが前提です。
基礎力がついていない状態で長文読解問題に取り組んでもあまり効果がありません。
高校受験であれば、まずは中学全範囲の英単語・英熟語・英文法に取り組んでください。
大学受験であれば、まずは中学高校の全範囲の英単語・英熟語・英文法に取り組んでください。
まだ学校で習っていない英文法があるようであれば、先取り学習をしてしまいましょう。
基礎を定着させてから発展学習に取り組むと、効率的に力を伸ばすことができます。
>>中学生の英語の先取りは受験で勝つために超重要!【元塾教室長が解説!】
ステップ2 時間制限無しで解いてみる
長文読解問題は、まずは時間制限無しでじっくりと読んで解いてみてください。
素早く問題を解くよりも、まずは一文一文を正確に理解することが大切だからです。
精読をしていれば段々と読むスピードは速くなっていきます。
まずは焦らずじっくりと読むことが大切です。
ただ読んで解くだけではダメ
英語精読は、読んで解いたあとの分析が大切です。
解いたときにかかった時間の2倍~3倍の時間をかけて、しっかりと分析していく必要があります。
そのために、必要な部分にチェックを入れながら英文を読んでいきましょう。
そして、全文を読んで全ての問題を解いてあとで、チェックした部分を分析していきます。
ステップ3 わからない単語はチェック
まず、英文を読んでいてわからなかった英単語はチェックしておきましょう。
問題を解き終わったあとで、チェックを入れた英単語の意味を一つひとつ調べていきます。
英単語の意味は本文に直接書き込むのではなく、別のノートに書いておくとことをおすすめします。
同じ問題をあとでもう一度解いたときに、調べた英単語をちゃんと覚えられたかどうかチェックできるからです。
また、知らなかった英単語をノートに書き溜めておくと、あとで復習するための自分用英単語ノートにすることができます。
ステップ4 意味がわからない英文はチェック
精読をしているのにもかかわらず、英文の意味を理解できないことがあります。
英単語も英熟語も全て知っているのに、英文の意味が理解できないことがあります。
そのような文をチェックしておきましょう。
精読をしているのにもかかわらず英文の意味を理解できない原因は、主に2つあります。
英文が理解できない理由
- 英文法が理解できていない
- 構文が理解できていない
原因1 英文法が理解できていない
英単語も英熟語も全て知っているのに英文の意味を理解できない場合、まず英文法を理解できていないことを疑います。
理解できなかった文をもう一度じっくりと分析して、あやふやになっている文法事項がないか探します。
必要であれば教科書や参考書やネット検索を使って、文法のおさらいをします。
原因2 構文が理解できていない
文法的にも特に問題ないようであれば、構文が理解できていない可能性が高いです。
もう一度英文をよく読んで、構文を分析しましょう。
具体例として、次の英文の構文を分析してみます。
例題
Some people say that reading English is not difficult.
主語や動詞や補語や目的語、修飾被修飾の関係などを分析すると、長い文章でも正確に読み取ることができます。
英語の基本5文型をしっかりと理解する
構文を分析するためには、英語の基本5文型をしっかりと理解しておく必要があります。
理解があやふやなようであれば、長文読解の問題に取り組む前に、文型の理解を深めておく必要があります。
特に中学校の英語学習では、文型の単元が軽視されることが多いです。
非常に重要な文法事項ですので、体に染み込むまで定着させなければなりません。
まずは自力で解決
英文の意味が理解できなかった場合は、いきなり解説を見るのではなく、まずはじっくりと時間をかけて一文を分析してみてください。
自分で考えることで、より効果的に英語の力をつけることができるからです。
悩んでも解決できなかった場合は、納得できるまで解説を読んでください。
和訳はしない
精読ではゆっくりと一文一文を理解するように読んでいきますが、きっちりとした和訳はしません。
英文を前から順番に意味を理解していくようにしていきます。
きっちりと和訳をするクセをつけてしまうと、英語を読むスピードが上がらないからです。
具体例として、先程の英文を前から理解していきましょう。
例題
Some people say that reading English is not difficult.
和訳:英語を読むことは難しくないと言う人もいる。
前から英文の意味を理解することで、読むスピードを上げることができます。
すぐに和訳を見ない
英語の長文読解の問題集には、全文訳が載っていることが多いです。
しかし、英文の意味が理解できなかった場合でも、すぐに和訳を見てはいけません。
先程解説した通り、まずは自分の力で解決する努力をしましょう。
それでもわからない場合に和訳を確認します。
ステップ5 前後の文脈と合わない英文はチェック
英文の意味を完全に理解したと思ったとしても、前後の文脈と合っていないと感じた場合はチェックします。
こういった場合は、自分では気づいていない勘違いをしている可能性が高いです。
特に、次のように勘違いをしている可能性があるので、あとで解説を確認して勘違いしていないかチェックする必要があります。
よくある勘違い
- 多義語の誤訳
- 英熟語の見落とし
- 英文法の勘違い
- 構文の分析の勘違い
ステップ6 もう一度解いてみる
英語の長文問題を解いて、チェックした部分を全て学習したら、もう一度同じ問題を解きます。
1日か2日ほど間隔を空けてから取り組むと効果的です。
一度解いた問題だから楽勝で読めると思ってしまうかもしれませんが、思った以上に読めないことが多いです。
でも大丈夫です!
そうやって繰り返し学習することで、学習内容がより定着するからです。
ステップ7 解いた問題は何度も音読
解いた問題は、何度も音読しましょう。
噛まずに、詰まらずに、スラスラと読めるようになるまで何度も何度も音読を繰り返します。
英語はあくまでも言葉ですので、声に出して話すことで効果的に身につけることができます。
ですが、ただ読むだけでは身につきません。
次の5点に気をつけると、より効率的に英語の力を伸ばすことができます。
音読のときに気をつけること
- 英文の意味を意識する
- どんな文法が使われているか意識する
- 構文を意識する
- 意味のまとまりを意識する
- 感情を込める
正しい発音を聞きながら音読
音読をする際は、正しい発音を聞きながら取り組むようにすべきです。
英語は言葉ですので、音として相手に正しく伝わるようにしなければ意味がありません。
また、正しい発音を聞きながら音読に取り組むと、リスニング力も鍛えられます。
お手本のあとに続けて音読するのではなく、お手本の音声に重ねて音読します(オーバーラッピング)。
スラスラと音読できるまで繰り返したら、今度は本文を見ずに、お手本の音だけを頼りに音読してみます(シャドーイング)。
シャドーイングまでできれば完璧ですが、まずはオーバーラッピングでスラスラと音読できる状態を目指すのが良いでしょう。
>>【中高生向け】リスニングをマスターするための4ステップス!英語リスニングの勉強法とコツ
人に向かって音読すると良い
音読するときは、人に向かって話すと効果が高いと言われています。
相手が聞いていなくても大丈夫です。
音読している内容を相手が理解していなくても大丈夫です。
料理をしている人の背中に向かって音読するだけでも効果があります。
お気に入りのぬいぐるみに向かって音読するだけでも効果があります。
大切なことは、相手に向かって話しかけるつもりで音読に取り組むことです。
英会話スクールの利用もアリ
人に向かって話すという意味では、英会話スクールを利用するのも良いです。
英会話スクールであれば、発音の間違えや不自然な英語を先生に指摘してもらえます。
オンラインのマンツーマンの英会話スクールであれば、カリキュラムに沿った授業だけでなく、こちらの要望通りの授業をしてもらえます(サービスによって異なります)。
また、費用を安く抑えたうえで、実際に海外に住んでいる先生にレッスンをしてもらえるのは魅力的です。
>>中学生が英語の成績を上げるために英会話をはじめるべき2つの理由!
>>高校生の英語の偏差値60突破に英会話のすゝめ【元塾教室長が解説!】
英語精読におすすめの教材
ここからは、英語精読におすすめの教材を紹介します。
英語の精読を学習する教材を選ぶときのポイントは、主に次の4つです。
ポイント1 レベルは「少し難しいレベル」を
英文のレベルは、「今の自分が読むと少し難しいかな」くらいのレベルのものが良いです。
スラスラ読めてしまうような英文では、構文等を学ぶことができません。
かと言って、難しすぎると途中で辛くなってしまいます。
「少し難しいレベル」が最適です。
ポイント2 構文の解説がついてる
構文についての解説がついている問題集を購入すべきです。
英文の構造がわからなければ、精読をする意味はありません。
可能であれば、全文の構文が解説されているものを選ぶようにしましょう。
ポイント3 全文和訳がついてる
英語の精読では、自力で読んだときの英文の解釈と、本当の解釈が合っているかどうかを確認する必要があります。
そのため、全ての文の和訳がついている問題集を選ぶべきです。
ポイント4 音声データがついてる
精読ができたあとは、何度も繰り返し音読します。
そのため、音声データがついている問題集を選ぶべきです。
CD付きの教材でも良いですが、最近は音声ファイルをダウンロードできるものが販売されています。
QRコードを読み込むと音声が流れるものもあります。
いずれも、スマートフォンやタブレットを使って手軽に音声を流せるので、CDよりもずっと便利です。
【中学生向け】英語精読のおすすめ教材
中学生向けの英語精読のためのおすすめの教材を3つ紹介します。
高校入試向けの問題集には英語精読に特化したものが少なく、選択肢はほとんどありません。
中学生向けおすすめ教材
英語長文レベル別問題集1 超基礎編
英語長文レベル別問題集1 超基礎編 |
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教材レベル | 高校入試レベル
英検3級レベル |
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | 全文音声データ付き 動画&音声 |
英語長文レベル別問題集1超基礎編は、高校入試向けの長文読解問題集には珍しく、全ての問題文に詳しい構文の解説がついている問題集です。
もともとは大学入試向けの長文読解問題集ですが、レベル1のみ高校入試レベルになっています。
全文和訳や音声データ・動画データがついていて、まさに精読のための問題集です。
高校受験に向けて精読に取り組むのであれば、この問題集一択のように感じます。
問題数が多くないので、この1冊を音読まで含めて完璧になるまで、何周も何周も繰り返すと良いです。
中学 英語長文 標準問題集
中学 英語長文 標準問題集 |
|
教材レベル | 定期テストレベル
高校入試基礎レベル |
構文解説 | スラッシュリーディングのみ |
全文和訳 | あり |
音声データ | なし |
中学英語長文標準問題集は、基礎レベルからはじめられるので、長文読解が不安な中学生でも安心して取り組むことができる問題集です。
解説には文法事項の解説もついているので、英文法の復習をしながら長文読解問題に取り組むことができます。
構文についての詳しい解説はついていませんが、スラッシュリーディングについては詳しい解説がついています。
音読用に音声データがあると良いのですが、ついていないようです。
中学 英語長文 ハイクラステスト
中学 英語長文 ハイクラステスト |
|
教材レベル | 高校入試レベル
難関私立・国立高校入試レベル |
構文解説 | ほとんどなし |
全文和訳 | あり |
音声データ | なし |
中学英語長文ハイクラステストは、難関高校入試レベルまで学習できる問題集です。
英文法や構文に関する解説はあまりありません。
基本事項は身についていることが前提で作られている問題集です。
精読に自身がついてきたら挑戦してみると良いでしょう。
【高校生向け】英語精読のおすすめ教材
続いて、高校生向けの英語精読のおすすめ教材を3つ紹介します。
大学入試向けの英語長文問題集は非常に充実しているため、子どもに合う精読用の問題集を見つけやすいです。
高校生向けおすすめ教材
大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス
大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス |
|
教材レベル |
|
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | あり |
大学入試問題集関正生の英語長文ポラリスシリーズは、英語精読にピッタリの問題集です。
レベル別に分かれているので、子どもにピッタリのレベルのものを選ぶことができます。
1冊に収録されている問題数は多くありませんが、1冊を音読まで含めてやり込めば、精読に必要な基本的な力が一通り身につきます。
物足りなくなったら、もう一つ上のレベルのものを購入すると良いでしょう。
英語長文レベル別問題集
英語長文レベル別問題集 | |
教材レベル |
|
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | あり |
英語長文レベル別問題集は、細かくレベル分けされている長文読解問題集です。
細かくレベル分けされているので、スモールステップで英語精読に取り組むことができます。
どんどん次のレベルに進もうとするのではなく、一冊一冊を丁寧にやり込むことをおすすめします。
構文解説や音声データなど、英語精読に必要な要素は全て入っています。
入門英語長文問題精講
入門英語長文問題精講 | |
教材レベル | 共通テスト基礎レベル |
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | あり |
入門英語長文問題精講は、動画で文法事項の復習ができる問題集です。
特に長文読解において重要な英文法に絞って解説されているので、英語の精読に取り組みながら英文法の復習もしたいという場合に最適です。
問題のレベルも難しくなく、全体的に精読初心者に優しい作りになっています。
構文解説や音声データなど、英語精読に必要な要素は全て入っています。
まとめ
それでは、英語の精読についての解説をまとめます。
結論
英文を読むスピードを上げるのであれば、まずは精読です。
速くめるようになるために、ゆっくり読んで理解する必要があります。
精読とは、文章を一文ずつ丁寧に読んでいく読み方のことです。
精読することで英語が速く読めるようになります。
その理由は主に次の3つです。
速く読めるようになる理由
- 語彙力を鍛えられる
- 英文法を深く理解できる
- 英文の文構造に慣れることができる
具体的な英語精読の効果的な取り組み方は、次の7ステップスです。
英語精読の7ステップス
- 英語精読の前に基礎力
- 時間制限無しで解いてみる
- わからない単語はチェック
- 意味がわからない英文はチェック
- 前後の文脈と合わない英文はチェック
- もう一度解いてみる
- 解いた問題は何度も音読
英語の精読を学習する教材を選ぶときのポイントは、主に次の4つです。
選ぶポイント
- レベルは「少し難しいレベル」を
- 構文の解説がついてる
- 全文和訳がついてる
- 音声データがついてる
英語精読のためのおすすめの教材を紹介しました。
中学生向けおすすめ教材
高校生向けおすすめ教材
今回の記事が、お子様が英語の入試問題を時間内に解けるようにするための参考となればとてもうれしいです。