こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
中学1年生になると、学校の先生から英検を受けるようにすすめられます。
英検のことをよく知らない保護者の方も多いですので、どのようにすれば良いのかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
中学生は、英検5級からはじめて、英検3級を目指して頑張ると良いです。
英検対策は、学校の勉強や高校受験対策と並行して進めていくと効果的です。
今回は、中学1年生向けに英検について詳しく解説します。
何級から受けはじめるべきかや、英検を受けるメリット、合格するための対策法などを解説していきます。
最後まで読んでいただき、英検について詳しく知っていただき、お子様が英検を活用して学校の勉強でも高校受験でも活躍するための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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中学生は英検を何級から受けるべきか
中学1年生であれば、英検は5級から受けるべきです。
英検5級の難易度が「中学初級程度」となっており、中学1年生レベルに相当するからです。
英検の各級の推奨目安は、次のようになっています。
英検の級 | 推奨目安 |
5級 | 中学初級程度 |
4級 | 中学中級程度 |
3級 | 中学卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 |
2級 | 高校卒業程度 |
準1級 | 大学中級程度 |
1級 | 大学上級程度 |
出典:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
中学1年生であれば5級から、中学2年生であれば4級から、中学3年生であれば3級から挑戦するのが一般的です。
一方で、子どもの英語力によって受験を開始する級を柔軟に考えても良いです。
英語が苦手なようであれば、中学何年生であっても5級から受験しはじめて大丈夫ですし、英語が得意なようであれば上位級にどんどん挑戦すべきです。
中学生は高校受験までに英検何級まで取るべきか
中学生は、高校受験までに英検3級合格を目指すのが一般的です。
英検3級の難易度が「中学卒業程度」であり、高校受験では英検3級以上でいろいろな優遇を受けられるからです。
英語が得意な場合や、難関高校の合格を目指す場合は、高校受験までに英検準2級以上の合格を目指すのが一般的です。
高校受験の出願時期を考えると、中学3年生の秋頃の試験がラストチャンスになりますので、それまでに合格できるようスケジュールを考られると良いです。
英検3級合格を目指すためのスケジュール
英検3級を最終目標とするのであれば、次のようなスケジュールが理想的です。
英検5級
中学1年生の秋
英検4級
中学2年生の秋
英検3級
中学3年生の春
中学3年生の春で残念ながら不合格となってしまった場合は、秋に再挑戦すると良いでしょう。
英検準2級合格を目指すためのスケジュール
英検準2級を最終目標とするのであれば、次のようなスケジュールが理想的です。
英検5級
中学1年生の春
英検4級
中学1年生の冬
英検3級
中学2年生の夏
英検準2級
中学3年生の春
中学3年生の春で残念ながら不合格となってしまった場合は、秋に再挑戦すると良いでしょう。
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中学生が英検を受けるメリット
中学生が英検を受けるメリットは、主に次の3つです。
中学生が英検を受けるメリット
- 入試で優遇される
- 定期テスト勉強に役立つ
- 受験勉強で役立つ
英検は高校入試に有利なだけでなく、普段の学校の勉強や定期テスト対策、高校受験対策の勉強としても効果的です。
普段の英語の勉強と英検の勉強を並行して進められると、効率的に英語の力を伸ばすことができます。
中学生が英検を受けるメリットについての詳細は、『英検が高校受験に超絶有利な3つの理由!中学生は英検を絶対に受けるべき』で解説しています。
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英検が高校受験に超絶有利な3つの理由!中学生は英検を絶対に受けるべき
英検は高校受験では非常に有利なので必ず受験すべきです。英検取得は入試でも優遇されますし、勉強面でも大きなメリットがあります。この記事では、英検が高校受験に超絶有利な理由を解説しています。
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英検ではどのような問題が出題されるか
英検では、英語4技能のすべての力がテストされます。
英語4技能とは、「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」の4つの力のことです。
なお、英検5級と英検4級には、ライティングとスピーキングのテストはありません。
英検の合否はCSEスコアによって判定され、スコアは各技能セクションの問題数に関係なく均等に配分されます。
▼この表は横にスクロールできます。
級 | リーディング | リスニング | ライティング | スピーキング |
5級 | 425点 | 425点 | ― | ― |
4級 | 500点 | 500点 | ― | ― |
3級 | 550点 | 550点 | 550点 | 550点 |
準2級 | 600点 | 600点 | 600点 | 600点 |
2級 | 650点 | 650点 | 650点 | 650点 |
準1級 | 750点 | 750点 | 750点 | 750点 |
1級 | 850点 | 850点 | 850点 | 850点 |
リーディング技能セクションの問題
英検のリーディング技能セクションでは、短文の語句補充問題や長文読解問題が出題されます(英検5級では長文読解問題は出題されません)。
各級の長文読解問題については、別記事で詳しく解説しています。
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リスニング技能セクションの問題
英検のリスニング技能セクションでは、会話の応答や文の内容一致問題が出題されます。
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ライティング技能セクションの問題
英検3級以上では、ライティング問題が出題されます。
英検のライティング技能セクションでは、要約問題やEメールに返信する問題、意見論述問題が出題されます。
問題のポイント
- 友達からの質問に答える
- 自分の考えと、その理由を2つ書く
- 語数の目安は25語~35語
- 解答欄の外に書かれたものは採点されない
- 友達からの質問内容に対応した内容でないと採点されない
友達からの質問の和訳
宿題をするのにお気に入りの場所はどこですか。
各級のライティング問題については、別の記事で詳しく解説しています。
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>>英検3級ライティング問題の書き方と合格するためのコツ
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スピーキング技能セクションの問題
英検3級以上では二次試験として、スピーキングのテストが行われます。
英検のスピーキング技能セクションは面接試験となっていて、面接官の質問に口頭で答えていきます。
英検の二次試験についての詳細は、『英検の面接試験に合格するための11のポイント!【二次試験・スピーキング】』で解説しています。
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中学生が英検に合格するための効率的な勉強法
英検は学校の勉強や受験勉強と非常に相性が良いので、学校の勉強や受験勉強と並行して進めていくと効率的です。
英検に合格するためには、次の7つを対策していく必要があります。
英検に合格するための勉強
- 英単語・英熟語暗記
- 英文法学習
- 長文読解対策
- ライティング対策
- リスニング対策
- 過去問演習
- 二次試験対策(スピーキング)
英検に合格するための勉強方法についての詳細は、『英検に合格するための勉強法!対策のポイントとすべきこと』で詳しく解説しています。
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英検に合格するための勉強法!対策のポイントとすべきこと
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中学生の英検対策におすすめの教材
ここからは、中学生の英検対策におすすめの教材を紹介していきます。
英検対策におすすめの教材
教材1:英単語帳・英熟語帳
中学生の英検対策にまず必要になるのは、英単語帳・英熟語帳です。
英語の勉強は、まずは単語からです。
英検対策向けの英単語帳・英熟語帳は、各級ごとに販売されているので勉強しやすいです。
教材2:映像授業・タブレット学習教材(文法学習に)
英検対策の英文法学習には、映像授業やタブレット学習教材がおすすめです。
英文法は概念的な理解が必要になるので、力のある講師によるわかりやすい授業を受けられると効果的です。
最近のタブレット学習教材にはAIを活用しているものも多く、効率的に演習に取り組めるのも大きなメリットです。
中学生の英検対策には、特に東進オンライン学校中学部がおすすめです。
あの大学受験向けの大手予備校が提供しているサービスです。
東進オンライン学校中学部の英語の授業は、日本人講師とネイティブ講師による、まるで漫才のような楽しい授業です。
英語に苦手意識がある子どもでも、「これなら楽しい!」と思える授業です。
公式サイトで授業を視聴できるので、試しに視聴してみることをおすすめします。
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▼東進オンライン学校中学部の公式サイトはこちらから
東進オンライン学校 中学部
東進オンライン学校中学部については、『東進オンライン学校中学部は映像授業で「先取り+定期テスト対策」ができる!料金・口コミは?』で詳しく解説しています。
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教材3:過去問・問題集
英検対策には、英検の出題形式に合わせた問題集や過去問の利用がおすすめです。
試験の出題形式を知って、その形式に合わせた対策をしていくことが大切だからです。
英単語・英熟語・英文法の理解ができているようであれば、過去問や問題集だけでも十分に対策することができます。
教材4:学習塾
中学生の英検対策には、学習塾の利用もおすすめです。
塾であれば、手厚くサポートしてもらえるからです。
授業で英文法を教えてもらえるだけなく、合格に向けての学習計画を考えてもらえることも多いです。
既に塾に通っているようであれば、英検対策ができないか塾に相談してみると良いでしょう。
現在塾に通っていないようであれば、塾に通いはじめることを検討してみても良いでしょう。
学習塾の特徴
- 授業で教えてもらえる
- 手厚くサポートしてもらえる
- 費用が高い
英検対策におすすめの個別指導塾
- 個別指導の明光義塾
※英語4技能を伸ばす英検対策授業! - 【個別教室のトライ】
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教材5:オンライン家庭教師(ライティング・スピーキング対策に)
英検のライティング対策やスピーキング対策には、オンライン家庭教師がおすすめです。
オンライン家庭教師であれば、どこに住んでいても、英検の指導を得意とする講師を選んで指導してもらうことができるからです。
比較的料金を安く抑えてマンツーマン授業を受けることができるのも、オンライン家庭教師のメリットです。
マンツーマン授業ですので、ライティングの添削をしてもらったり、面接の練習をしてもらったりすることができます。
オンライン家庭教師の特徴
- マンツーマン授業のわりに料金が安い
- 全国の講師から英検の指導を得意とする講師を選べる
- 英作文の添削をしてもらえる
- 面接試験の練習をしてもらえる
- 通塾の手間がない
英検対策におすすめのオンライン個別指導
- オンライン家庭教師WAM
※対面型個別指導塾に近い指導! - オンライン家庭教師マナリンク
※英検指導を得意とするプロ講師を指名できる!
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教材6:英会話スクール(ライティング・スピーキング対策に)
英検のライティング対策やスピーキング対策には、英会話スクールもおすすめです。
英会話スクールであれば、英語を自分の言葉で話す練習ができるからです。
英検対策に特化した英会話スクールもあるので、検討してみると良いでしょう。
英会話スクールの特徴
- 英語を自分の言葉で話す練習ができる
- リスニングやライティング、スピーキング対策になる
- 英検特化のスクールもある
英検対策におすすめの英会話スクール
- 【ENC/GNA】
※英検対策特化!4つのセクションを総合対策! - KIRIHARA Online Academy
※「教材+英会話」で4技能を総合対策!2ヶ月間短期の英検特化カリキュラム!
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まとめ
それでは、中学1年生向けの英検についての解説をまとめます。
結論
中学生は、英検5級からはじめて、英検3級を目指して頑張ると良いです。
英検対策は、学校の勉強や高校受験対策と並行して進めていくと効果的です。
中学生が英検を受けるメリットは、主に次の3つです。
中学生が英検を受けるメリット
- 入試で優遇される
- 定期テスト勉強に役立つ
- 受験勉強で役立つ
英検に合格するためには、次の7つを対策していく必要があります。
英検に合格するための勉強
- 英単語・英熟語暗記
- 英文法学習
- 長文読解対策
- ライティング対策
- リスニング対策
- 過去問演習
- 二次試験対策(スピーキング)
中学生の英検対策におすすめの教材を紹介しました。
英検対策におすすめの教材
今回はの記事が、英検について詳しく知っていただき、お子様が英検を活用して学校の勉強でも高校受験でも活躍するきっかけとなればとてもうれしいです。
英検対策におすすめの個別指導塾
- 個別指導の明光義塾
※英語4技能を伸ばす英検対策授業! - 【個別教室のトライ】
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英検対策におすすめのオンライン個別指導
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※対面型個別指導塾に近い指導! - オンライン家庭教師マナリンク
※英検指導を得意とするプロ講師を指名できる!
英検対策におすすめの英会話スクール
- 【ENC/GNA】
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