こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
子どもの高校受験、いつから本気で受験勉強に取り組ませればよいのかと疑問に思われている保護者の方は多いです。
部活や学校行事、塾のことなど、どうするべきかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
高校受験の本気の勉強のスタートは、中学3年生の6月から夏休みの間が最終的なリミットです。
このラインを越えたらまず間に合いません。
一方で、中学3年生の夏休みからはじめれば必ず間に合うというわけではありません。
今回は、高校受験の受験勉強にいつから本気で取り組むべきかについて解説します。
記事の後半では、受験勉強をはじめるときのポイントについても解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が高校受験を成功させ、大きく成長して高校生になるための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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いつやるか
これは、受験直前期の子どもに言われる言葉ダントツのナンバー1です。
いつ高校受験のための受験勉強をはじめるべきかと問われれば、答えは「今です!」ということになります。
受験にフライングはありません。
そして、今よりも早いスタートを切ることもできません。
高校受験を意識しはじめた「今」こそが、受験勉強をはじめるための最善のタイミングです。
高校受験の勉強をはじめる時期のリミット
受験勉強をはじめる時期のリミット
一般的には中学3年生の6月から夏休みがはじまるまでの間
高校受験の勉強をスタートされるギリギリのラインは、一般的には中学3年生の6月から夏休みがはじまるまでの間です。
このラインを越えたらまず間に合いません。
中学3年生の夏休みが、これまでの勉強を総復習する最後のチャンスだからです。
2学期が始まればまた新しいことを学校で勉強していくことになるので、総復習する時間は取れません。
しかも、中学3年生の2学期は難しい単元が目白押しです。
なお、これまでの勉強の総復習は、夏休みに取り組んだだけでは不十分になってしまうことが多いです。
できれば、中学2年生の冬休みやその後の春休みを利用して、一度総復習をしておけると安心です。
ですので、高校受験の勉強をはじめるのは、中学2年生の冬がおすすめです。
難関校志望であれば中学2年生の冬から春
偏差値60以上の難関校の合格を目指すのであれば、中学2年生の冬から春の間には受験勉強をスタートさせる必要があります(偏差値はあくまでも目安です)。
難関校の志望校対策はやるべきことが多く、対策に時間がかかってしまうからです。
中学2年生の冬休みも有効活用できると有利になるので、中学2年生の秋には受験勉強をはじめられると良いです。
中学2年生から本気の受験勉強をはじめるべき理由
中学2年生から本気の受験勉強をはじめるべき理由は、主に次の4つです。
中学2年生から本気の受験勉強をはじめるべき理由
一つひとつ解説します。
理由1:まだライバルがはじめていない
中学2年生から受験勉強をはじめる中学生は少ないです。
未来のライバルたちがまだ受験勉強をはじめていない時期に頑張ることで、偏差値を大幅に上げることができます。
偏差値は、周りのライバルたちとの差を表す数字だからです。
ライバルたちも本気で受験勉強を頑張っている時期に頑張っても、ライバルたちとの差を作ることは難しいです。
逆転合格を狙っているようであればなおさらです。
まだ周りが本気を出していない時期こそ、偏差値を上げるチャンスです。
理由2:中学3年生の春は忙しい
中学3年生の春の時期は、思ったよりも勉強に取り組めません。
中学3年生の春は忙しく、勉強する時間を確保するのが難しいからです。
中学校の最高学年となり、学校行事でも部活動でも責任ある立場になることが多いです。
部活動であれば最後の大会やコンクールに向けて、後輩たちを引っ張りながら練習に打ち込む必要があります。
中学3年生の学校生活を充実させるためにも、中学2年生から受験勉強をスタートさせておく必要があります。
理由3:成績は直前期に一番伸びる
成績は、入試直前期に一番伸びます。
ある程度基礎が固まるまでは成績はなかなか伸びず、基礎が定着してくると試験で点数を取れるようになるからです。
受験勉強のスタートが遅くなってしまうと、成績がグッと伸びはじめる前に入試本番を迎えてしまう可能性があります。
成績が十分に伸び切るための期間を確保するためにも、中学2年生から本気の受験勉強をスタートできると良いです。
>>受験直前期の親の支えは重要!成績を伸ばすために親ができること
理由4:高校入試では内申点が重要
受験する都道府県にもよりますが、高校受験では内申点(通知表の評定)が非常に重要です。
公立高校の入試では内申点の配点が大きいですし、内申点が併願校の合否に関わってくることも多いからです。
具体例として、東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府の公立高校一般入試を、ものすごくざっくり簡単に比較してみます(2024年度入試)。
▼この表は横にスクロールできます。
項目 | 東京都 | 神奈川県 (第1次選考) |
千葉県 | 愛知県 | 大阪府 |
いつの通知表か | 中3の2学期 | 中2の学年末 中3の2学期 |
中1の学年末 中2の学年末 中3の2学期 |
中3の2学期 | 中1の学年末 中2の学年末 中3の2学期 |
内申点の 計算方法 |
5教科の評定 +実技4教科の評定×2 |
中2の9教科 +中3の9教科×2 |
中1の9教科 +中2の9教科 +中3の9教科 |
中3の9教科×2 | 中1の9教科×2 +中2の9教科×2 +中3の9教科×6 |
内申点の満点 | 65点 | 135点 | 135点 | 90点 | 450点 |
学力試験の満点 | 500点 | 500点 | 500点 | 110点 | 450点 |
配点比率 (学力試験:内申点) |
学力試験を700点に換算 内申点を300点に換算 比率7:3 |
各高校による (例1)6:4 (例2)7:3 |
各高校による (例1)500:135 (例2)500:270 |
各高校による (例1)11:9 (例2)22:9 |
各高校による (例1)7:3 (例2)4:6 |
※参考
令和6年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について|東京都教育委員会ホームページ
公立高校入学者選抜制度の概要 神奈川県ホームページ
令和6年度千葉県県立高等学校第1学年入学者選抜要項について/千葉県
愛知県公立高等学校入学者選抜 - 愛知県
大阪府/令和6年度公立高等学校入学者選抜
中学3年生の夏から頑張って2学期の通知表だけ良かったとしても、手遅れになってしまうこともあります(受験する都道府県にもよります)。
中学2年生から本気の受験勉強をはじめることができれば、少なくとも中学3年生の内申点(通知表の評定)を上げることができます。
高校入試では内申点が合否を分けることも多いので、重視すべきポイントです。
>>高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
過去問を解きはじめる時期から逆算する
本気の受験勉強をはじめる時期は、過去問を解きはじめる時期から逆算するとわかりやすいです。
過去問演習の時期から逆算して考えるときのポイントは、主に次の3つです。
過去問演習からの逆算のポイント
ポイント1:上位・中堅校であれば中学3年生の11月中
偏差値50から60前後の上位・中堅校を目指すのであれば、中学3年生の11月中には過去問演習に取り組みたいです(偏差値はあくまえも目安です)。
過去問を解きながら志望校に合格できるレベルにまで学力を引き上げていくのに、2ヶ月~3ヵ月の時間がかかるからです。
過去問は入試直前に力試しで解くものと思われている方も多いのですが、力試しのためだけに過去問を使ってしまうのはもったいないです。
過去問は、出題傾向を研究しながら、苦手を発見して克服していくために活用すべきです。
ただ解いて点数を出すだけでなく、復習や分析を繰り返して学力を伸ばしていきます。
入試直前期の過去問演習にかける時間が、合否結果を大きく左右します。
ポイント2:難関校であれば中学3年生の夏休み
偏差値60以上の難関校を目指すのであれば、中学3年生の夏休みから過去問演習に取り組みたいです。
難関校で出題されるような難問にも対応できるようにするには時間がかかるからです。
はじめは都道府県の公立高校の過去問から解きはじめ、徐々に難問を出題する学校の過去問に取り組んでいきます。
公立高校の入試問題では基本的な問題が出題されますので、過去問演習の入り口としてはとても良いのですが、それだけでは難関校入試対策としては不十分です。
難問対策をする時間を十分に確保するために、中学3年生の夏休みから過去問演習に取り組む必要があります。
ポイント3:過去問を解きはじめれば良いというわけではない
過去問を解きはじめるべき時期について解説してきましたが、その時期に過去問を解きはじめれば良いというわけではありません。
そもそも、過去問に取り組めるだけの基礎学力がついていなければ、どれだけ過去問を解いても意味がないからです。
少なくとも、5割から6割程度は得点できる状態で過去問に取り組む必要があります。
また、過去問をただ解くだけでなく、正しく復習しなければ効果は低いです。
過去問を解きはじめる時期までに、テストの正しい復習方法を学んでおく必要があります。
つまり、公立高校の過去問を解きはじめる時期までに、5割から6割程度得点できる基礎力と、効果的なテストの復習スキルを身につけておく必要があります。
それらの力をつけるために必要な時間を考えると、一般的には「中学3年生の6月から夏休みがはじまるまでの間」が、受験勉強をスタートさせるギリギリのラインです。
本気の受験勉強のはじめかた
「今日から本気で受験勉強をはじめるぞ!」と思っても、実際にはなにから取りかかればよいかわからないと思います。
しかし、難しく考える必要はありません。
受験勉強のカギは普段の勉強です。
高校入試の問題は、中学までに学習した内容から出題されるからです。
特別なことと思わずに、目の前のできることから取り組んでいくことが重要です。
受験勉強をはじめるときのポイントは、主に次の5つです。
受験勉強をはじめるときのポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:学習習慣をつける
受験勉強をはじめるときにまずやるべきことは、学習習慣をつけることです。
このように考えている中学生は多いですが、ほとんどの場合はうまくいきません。
勉強習慣がついていない状態で、長時間勉強に取り組むのは非常に難しいからです。
多くの場合、本気で取り組めるようになるまで2週間から3週間ほどの時間がかかってしまいます。
一生懸命取り組もうと思っていても、体と頭が思うようについてきません。
なかなか集中できずに、長時間の勉強に取り組めません。
根性はあまりアテにしないほうが良いです。
わずかな期間の差が大きな差になる
中学3年生の夏休みから本気の受験勉強をはじめようとした場合、勉強習慣をつけるまでに夏休みの2週間から3週間を使ってしまうことになります。
周りのライバルたちが夏休みに1日10時間勉強に取り組んでいる中、なかなか良いスタートを切れずに1日4時間ほどしか勉強できなかった場合、3週間で126時間の差がついてしまいます。
勉強時間の長さだけが重要なわけではありませんが、126時間という時間には大きなインパクトがあります。
それだけ、普段から勉強に取り組めているかどうかというのは重要なのです。
一方で、普段の勉強にコツコツと取り組んでいくには、やる気を高める工夫も必要です。
勉強のやる気を高める方法はいくつかありますが、『【厳選】受験生の勉強のやる気を上げる短い名言集20選を紹介!』のような名言集を紹介している記事を読んでみるのがおすすめです。
>>勉強ができない2つの理由とできるようにするための4つのステップ
ポイント2:普段の授業の予習復習をする
学習習慣をつけるのに一番効果的なのは、学校の授業の予習復習です。
学校の授業の予習復習は、定期テストのための勉強や受験勉強の基本でもあり、学習効果も非常に高いです。
勉強は繰り返すことが大事だからです。
繰り返すことが大事
定期テスト前に無理矢理頭に詰め込んで、定期テストが終わったら勉強した内容を忘れてしまうようでは、受験勉強としては非常に効率が悪いです。
物事を1回で覚えることはできません。
何度も繰り返すことで頭に定着していきます。
普段の勉強で、「予習⇒学校の授業⇒復習」のサイクルを作って勉強することができれば、学校の授業を通して同じ学習内容を3回も繰り返すことができます。
そうすることで、定期テスト前の勉強をはじめる時点で、既に学習内容がある程度定着しています。
その結果、定期テスト勉強をスムーズに進めることができ、授業の予習復習を行わなかったときよりも短い時間で「得点」という成果を得ることができます。
しかも、定期テストが終わるまでには同じ学習内容を何度も繰り返してきたので、定期テストが終わったあとも学習内容が頭に残ります。
定期テストが終わっても学習内容を忘れないので、受験勉強のときにも活用することができます。
まずは短時間から
まず、はじめることが大切です。
はじめることが一番難しいのです。
明日の授業で扱う部分の教科書をサラッと読むだけでも効果があります。
今日の授業中に書いたノートを一通り読み返すだけでも効果があります。
どうしても時間がなければ、復習だけでも良いです。
まずは短い時間から、頑張ってはじめることが大切です。
>>判断ポイントは1つだけ!「部活を辞めたい」と子どもに言われたら
ポイント3:定期テストや模試は受けっぱなしにしない
定期テストや模試は、受験勉強の良い練習になります。
まず、長時間連続で勉強に取り組むトレーニングになります。
学校がある平日であれば1日5時間、学校が休みの日であれば1日12時間を目標にして頑張ることができれば、入試直前期にも長時間勉強に取り組むことができます。
普段やっていないことは、いざというときにもできません。
定期テストや模試の前にしっかりと勉強に取り組んで、トレーニングしておくことが大切です。
復習と分析が大事
定期テストや模試は受けっぱなしにするのではなく、復習と分析をすることが大切です。
丸付けをしてからが本当の勉強だからです。
できなかったものをできるようにするのが本当の勉強です。
また、テストの分析は正しい勉強方法を知るためのトレーニングになります。
「どのような勉強をするとどのような結果が得られるのか。」や、「望む結果を得るためには、どのような対策をどれくらい行う必要があるのか。」などを知ることができます。
過去問演習が効果的になる
定期テストや模試の復習をしっかりとすると、入試直前期の過去問演習で大きく学力を伸ばすことができます。
過去問演習に取り組むときも正しく復習と分析に取り組むことができ、1回1回の過去問を最大限活用できるようになるからです。
定期テストや模試の復習に取り組んでいなかった場合、過去問もただ解いて丸付けをするだけになってしまいます。
それでは時間だけを消費してしまい、学力アップにはつながりません。
定期テストや模試を受けっぱなしにしないようにすることで、丸付けをしたあとの勉強の大切さを知ることができます。
>>模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント
ポイント4:基礎基本を徹底する
受験勉強でも、普段の勉強と同じように基礎基本を徹底することが大切です。
基礎基本の徹底こそが、学力アップの一番の近道だからです。
受験勉強というと応用問題を解けるようにしなければならないと感じる中学生も多いのですが、まったくもってそんなことはありません。
公立高校の入試問題であれば、基礎基本をしっかりと解けるようにしておけば60点以上は取れてしまいます。
そのため、難しい問題や応用問題に取り組むのは、過去問演習に取り組みはじめてからでも大丈夫です。
それまでは、「難しい問題を解けるようにすること」よりも、「基本問題を完璧に解けるようにすること」を目標として、普段の勉強に取り組んだほうが良いです。
定期テストでも、基礎基本をしっかりとできるようにしておけば、きっちりと80点以上の高得点を狙えます。
>>定期テストで点数を取れない3つの理由と8つの対処法【元塾教室長が解説!】
内申点もアップ
定期テストでしっかりと高得点を取れていれば、通知表の評定も高くなり、内申点も良くなります。
基礎基本の徹底は、学力アップのためにも、定期テストの点数アップのためにも、受験勉強のためにもなります。
ですので、難しいことを考えずにまずは学校の授業の予習復習に取り組んで、学習習慣をつけながら基礎基本を徹底していくことが大切です。
ポイント5:志望校を決める
受験勉強をはじめるときには、志望校を決めることも大切です。
目標があったほうが頑張れますし、成績も伸びやすいからです。
中学1年生や中学2年生のうちに学校説明会などに行き、行きたい高校を考えておくと良いです。
中学3年生になると部活動や学校行事や受験勉強で忙しくなるので、本気の受験勉強をはじめる前に志望校を決められていると良いです。
まだ志望校が決まってないようであれば、仮の志望校でも良いので決めてしまったほうが良いです。
成績の伸びを見ながらそのうち志望校を決めようと思っているとなかなか成績は伸びませんし、テンションも上がりません。
目標や憧れが、勉強の原動力になります。
将来やりたいことまで考えられると良い
普段から将来のことを考えられていると、受験勉強には有利です。
目標やあこがれが、勉強の原動力になるからです。
将来やりたいことは、ある日突然思いつくものではありません。
普段から将来のことを話す機会を作ったり、いろいろな職業の人の話を聞く機会を作れると良いです。
>>将来の夢がない子どもに見てほしい動画5選【保護者の方にも見てほしい】
普段の授業の予習復習をするなら
受験勉強は普段の学校の授業の予習復習からはじめるのが良いですが、子ども一人で取り組むのはなかなか難しいです。
家庭内で勉強のルールを作ったり、保護者の方が声をかけたり、いろいろとサポートしてあげることが大切です。
学校の授業の予習復習は、学校の教材だけで取り組むこともできますが、参考書や問題集、学習塾などの教育サービスを利用することもできます。
学校の教科書とノートだけでは取り組むのが難しいということであれば、利用することをおすすおめします。
普段の学校の授業の予習復習に取り組むのであれば、次のようなものがおすすめです。
予習復習におすすめ
おすすめ1:参考書・問題集
学校の教材だけで授業の予習復習に取り組むのが難しいということであれば、参考書や問題集を活用すると良いです。
中学生向けの参考書の中には、基礎の基礎から丁寧に解説してくれているものも多く、取り組みやすいです。
参考書や問題集は1冊1,000円から2,000円程で購入できるので、費用がほとんどかからないことも大きなメリットです。
一方で、教材を与えただけではなかなか取り組めないのも事実です。
子どもがしっかりと取り組めるように、保護者がサポートしてあげる必要があります。
学校の授業の予習復習用であれば、教科書ガイドや教科書ワークがおすすめです。
学校の授業の予習復習だけでなく定期テスト前の勉強にも活用できるので、学校の教材だけでは物足りないという場合は購入しておくと良いでしょう。
参考書・問題集の特徴
- 費用がほとんどかからない
- 基礎の解説が丁寧
- 子ども一人で取り組むのは難しい
おすすめ2:タブレット教材・通信教育教材
学校の授業の予習復習には、タブレット教材・通信教育教材もおすすめです。
最近のタブレット教材はAIを活用しているものも多く、非常に効率的に演習に取り組むことができます。
AIが定期テストに向けての学習計画を作成してくれたり、普段の取り組みから学習到達度を測って今取り組むべき問題を選んで出題してくれたりと、昔に比べて遥かに効率的になっています。
1回の学習時間が15分や30分などの短い時間で設定されている教材が多いので、スキマ時間を活かして勉強に取り組むことができます。
学校の授業の予習復習から、定期テスト直前の対策まで幅広く利用することができます。
タブレット教材は費用がそれほど高くないのも魅力的です。
一方で、参考書や問題集と同じように、教材を子どもに与えるだけではなかなか取り組めません。
タブレット教材・通信教育教材に取り組み続けるには、保護者のサポートが必要です。
タブレット教材・通信教育教材の特徴
- 学習内容や時間の自由度が高い
- AIの活用で効率化されている
- 費用が安い
- 保護者のサポートが必要
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おすすめのタブレット教材
- 【進研ゼミ中学講座】
※学校の予習復習・定期テスト対策に特化! - Z会の通信教育 中学生コース
※学年最上位を目指せる! - 塾に通わず自宅で学習!自分のペースで学習できる!【すらら】
※苦手克服に特化!担当コーチがつく!
中学生向けのタブレット学習教材については、『中学生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!』で解説しています。
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おすすめ3:学習塾
学校の授業の予習復習のために、学習塾に通うのも良いでしょう。
学習塾であれば、学校の授業の予習復習だけでなく、受験のことや内申点のことも含めてトータルでサポートしてもらうことができます。
中学生向けの学習塾は地域密着型の塾が多く、学校の定期テストから高校受験まで、手厚くサポートしてもらえるからです。
近隣の生徒が通っている各中学校の情報や、近くの高校の情報に詳しいので、その地域ならではの対策をしてもらえます。
費用は高くなってしまいますが、参考書や問題集、タブレット教材・通信教育教材と比べると、保護者の負担は大きく削減されます。
地元の学習塾の特徴
- 地域密着型が多い
- 地域情報に詳しい
- 手厚くサポートしてもらえる
- 費用が高い
大手学習塾の紹介
大手の学習塾をいくつか紹介します。
近所にあるようであれば、まずは資料請求や体験授業などの問い合わせをしてみると良いです。
便宜上大手の塾を紹介しますが、大手の塾が良い塾とは限りません。
同じ名前の塾でも、教室によって雰囲気も質もまったく異なります。
地元の小さな塾も含めて情報を集めて、必ず体験授業を受けてから入塾を決めるようにしてください。
※料金は地域や校舎によっても異なります。詳細は必ず公式サイトを確認してください。
▼この表は横にスクロールできます。
塾名 | 公式サイト | エリア | 指導タイプ | 料金 | 特徴 | 体験授業 |
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個別指導 |
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個別指導 |
1コマ120分
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個別教室のトライ | 【個別教室のトライ】 | 日本全国 | 個別指導 |
1コマ120分
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個別指導 |
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週1回税込み
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スクールIE | スクールIE | 日本全国 | 個別指導 |
週1回税込み
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個別指導 |
1コマ80分
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臨海セミナー | 臨海セミナー | 東京 神奈川 千葉 埼玉 大阪 |
集団指導 |
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集団指導 | コースによって異なる |
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おすすめ4:家庭教師
学校の授業の予習復習には、家庭教師を利用するのも良いでしょう。
家庭教師は必ず1対1の授業になるので、きめ細かく指導してもらうことができます。
その分、個別指導の塾よりも料金が高い傾向があり、授業料の他に交通費が必要になることが多いです。
家庭教師は、個別指導塾以上に講師の力量が重要になります。
指導力が高く、子どもと相性ピッタリの講師を見つけることができると、大きく成績を伸ばすことができます。
家庭教師の特徴
- マンツーマン授業
- 費用が高い
- 講師と子どもの相性が重要
家庭教師の銀河
家庭教師の銀河は、リーズナブルな価格で利用できる家庭教師サービスです。
講師紹介料0円、講師交代費0円、年会費0年と、わかりやすい料金体系で安心して利用することができます。
兄弟ペアで同時に指導を受けると、2人目の料金が無料になるなど、料金が安くなるサービスがいろいろと用意されています。
家庭教師の銀河 | |
料金 |
1コマ60分税込み
|
対応エリア | 日本全国 |
おすすめポイント |
|
体験授業 |
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家庭教師のトライ
家庭教師のトライは、利用者数が非常に多い家庭教師サービスです。
120万人以上の指導経験に基づく独自の学習方法で、マンツーマン指導を行います。
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家庭教師のトライ | |
料金 |
※地域やプランによって異なります。 1コマ60分
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対応エリア | 日本全国 |
おすすめポイント |
|
体験授業 |
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おすすめ5:オンライン個別指導・家庭教師
学校の授業の予習復習には、オンライン個別指導・オンライン家庭教師もおすすめです。
オンライン個別指導・オンライン家庭教師も、一般的な家庭教師と同様に、1対1の授業を受けることができます。
オンラインであれば、どこに住んでいても、全国に住んでいる数多くの講師から子どもにピッタリの先生を探すことができます。
一般的な家庭教師よりも料金が安く設定されていること多く、講師の交通費が必要ないこともメリットです。
数学特化や国語特化など、特化型のサービスが多いのも特徴です。
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オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師の特徴
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- マンツーマン授業
- 費用が高い
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まとめ
それでは、高校受験の受験勉強にいつから本気で取り組むべきかについての解説をまとめます。
結論
高校受験の本気の勉強のスタートは、中学3年生の6月から夏休みの間が最終的なリミットです。
このラインを越えたらまず間に合いません。
一方で、中学3年生の夏休みからはじめれば必ず間に合うというわけではありません。
本気の受験勉強をスタートする最適な時期は「今」です。
一方で、ギリギリのリミットは次のようになっています。
受験勉強をはじめる時期のリミット
- 一般的には中学3年生の6月から夏休みがはじまるまでの間
- 難関校志望であれば中学2年生の冬から春
受験勉強にしっかりと取り組むのであれば、中学2年生のうちからはじめるべきです。
中学2年生から本気の受験勉強をはじめるべき理由は、主に次の4つです。
中学2年生から本気の受験勉強をはじめるべき理由
- まだライバルがはじめていない
- 中学3年生の春は忙しい
- 成績は直前期に一番伸びる
- 高校入試では内申点が重要
本気の受験勉強をはじめる時期は、過去問を解きはじめる時期から逆算するとわかりやすいです。
過去問演習の時期から逆算して考えるときのポイントは、主に次の3つです。
過去問演習からの逆算のポイント
- 上位・中堅校であれば中学3年生の11月中
- 難関校であれば中学3年生の夏休み
- 過去問を解きはじめれば良いというわけではない
受験勉強をはじめるときのポイントは、主に次の5つです。
受験勉強をはじめるときのポイント
- 学習習慣をつける
- 普段の授業の予習復習をする
- 定期テストや模試は受けっぱなしにしない(受験勉強の練習になる。解き方、長時間の勉強)
- 基礎基本を徹底する(過去問に取り組める力をつけておく。公立高校入試で6割以上!)
- 志望校を決める
普段の学校の授業の予習復習に取り組むのにおすすめな学習サービスも紹介しました。
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今回の記事が、お子様が高校受験を成功させ、大きく成長して高校生になるきっかけとなればとてもうれしいです。
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