こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
中学1年生の1学期に、初めての定期テストがあります。
初めての本格的なテストですので、保護者の方としてもどのように対策させれば良いのかと、心配に思われているのではないでしょうか。
結論
中学1年生の最初の定期テストは、とても大切です。
適切な対策をして良い成績を取ることができると、中学校生活を充実させることができます。
今回は、中学1年生の最初の定期テストで良い点数を取るための対策について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が正しい方法で初めての定期テスト対策に取り組み、学校の勉強で良い成績を取れるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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中1の最初の定期テストが重要である理由
中学1年生の最初の定期テストが重要である理由は、主に次の4つです。
中1最初の定期テストが重要である理由
理由1:中学校のテストは小学校のテストとは大きく異なる
中学1年生の最初の定期テストが重要なのは、中学校のテストが、小学校のテストはまったくの別物だからです。
教科ごと・単元ごとに、授業中にテストを受けていた小学校とは異なり、中学校のテストはある程度広い範囲から出題され、定期テスト期間中に全教科受けることになります
小学生のときと同じように勉強に取り組んでいると、定期テストでも高校受験でも点数を取れるようにはなりません。
テスト対策の取り組み方が大きく異なるので、早期から新しい取り組み方に慣れ、点数を取れるようにしていくことが重要です。
理由2:最初のテストの結果が今後のテストの指標になる
中学1年生の最初の定期テストが重要なのは、最初のテストの結果が今後のテストの指標になるからです。
最初のテストの結果が良いと、その成績を基準に今後のテストに向き合うことができます。
一方で、最初のテストの結果が悪いと、その結果を基準に次のテスト対策に取り組んでしまうので、なかなか成績を上げることができません。
実際に、中学1年生の最初の定期テストから成績があまり変化せず、中学校を卒業するまで成績が横ばいになるケースが多いです。
理由3:高校受験では内申点(通知表の評定)が重要
中学1年生の最初の定期テストが重要なのは、高校受験では内申点(通知表の評定)が重要な要素になるからです。
最初の定期テストから良い点数を取って、内申点を上げておくことが重要です。
内申点を上げておく、高校受験を有利に進めることができます。
たとえば、高校入試の一般入試では、内申点が配点に含まれます。
具体例として、東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府の公立高校一般入試を、ものすごくざっくり簡単に比較してみましょう(2024年度入試)。
▼この表は横にスクロールできます。
項目 | 東京都 | 神奈川県 (第1次選考) |
千葉県 | 愛知県 | 大阪府 |
いつの通知表か | 中3の2学期 | 中2の学年末 中3の2学期 |
中1の学年末 中2の学年末 中3の2学期 |
中3の2学期 | 中1の学年末 中2の学年末 中3の2学期 |
内申点の 計算方法 |
5教科の評定 +実技4教科の評定×2 |
中2の9教科 +中3の9教科×2 |
中1の9教科 +中2の9教科 +中3の9教科 |
中3の9教科×2 | 中1の9教科×2 +中2の9教科×2 +中3の9教科×6 |
内申点の満点 | 65点 | 135点 | 135点 | 90点 | 450点 |
学力試験の満点 | 500点 | 500点 | 500点 | 110点 | 450点 |
配点比率 (学力試験:内申点) |
学力試験を700点に換算 内申点を300点に換算 比率7:3 |
各高校による (例1)6:4 (例2)7:3 |
各高校による (例1)500:135 (例2)500:270 |
各高校による (例1)11:9 (例2)22:9 |
各高校による (例1)7:3 (例2)4:6 |
※参考
令和6年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について|東京都教育委員会ホームページ
公立高校入学者選抜制度の概要 神奈川県ホームページ
令和6年度千葉県県立高等学校第1学年入学者選抜要項について/千葉県
愛知県公立高等学校入学者選抜 - 愛知県
大阪府/令和6年度公立高等学校入学者選抜
内申点が全体の配点の3割以上を占める場合が多く、入試の総合得点に大きく影響することがわかります。
都道府県によっては中学1年生の内申点が配点に含まれない場合もありますが、中学2年生、中学3年生で良い内申点を取るためにも、1年生から成績上位を取っておくことは重要です。
高校入試の内申点についての詳細は、『高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!』で解説しています。
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高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
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理由4:テストの成績が良いと中学生活を楽しめる
中学1年生の最初の定期テストで良い成績を取ることができると、中学校生活を楽しめる可能性が高いです。
勉強や成績に振り回されずに中学校生活を送ることができるからです。
学校の勉強が後手に回ると、学校生活が勉強に追われてしまうことになります。
たとえば、勉強のために学校行事にしっかりと参加できなかったり、高校受験のために部活を早期引退しなければならなかったりする場合もあります。
勉強面で先手を打つことができると、中学校生活を充実させることができます。
中1の定期テストの基礎知識
まずは、定期テストについての基礎知識を押さえましょう。
定期テストの基礎知識について、次の3点について解説します。
基礎知識1:定期テストの種類
中学校の定期テストは、年間で4回~5回実際される場合が多いです。
定期テストは、大きく3つに分類することができます。
種類1:中間テスト
中間テストは、学期の中間に実施されるテストです。
3学期制の学校であれば5月中旬~下旬頃と10月上旬~中旬頃、2学期制の学校であれば6月中旬頃と11月中旬~12月上旬頃に実施されます。
中間テストでは、主要5教科(英語、数学、国語、理科、社会)のテストが行われる場合が多いです。
種類2:期末テスト
期末テストは、最終学期を除く、学期の終わりに実施されるテストです。
3学期制の学校であれば6月下旬~7月上旬頃と11月下旬~12月上旬頃、2学期制の学校であれば8月下旬~9月中旬頃に実施されます。
期末テストでは、主要5教科に加え、副教科(音楽、美術、技術・家庭科、保健・体育)のテストも行われる場合が多いです。
種類3:学年末テスト
学年末テストは、学年の終わりに実施されるテストです。
2月中旬~3月上旬ごろに実施されます。
学年末テストでは、期末テストと同様に、主要5教科に加え副教科のテストも行われる場合が多いです。
▼この表は横にスクロールできます。
試験の種類 | 実施時期 (3学期制) |
実施時期 (2学期制) |
教科 |
中間テスト |
|
|
主要5教科 |
期末テスト |
|
|
主要5教科 +副教科 |
学年末テスト |
|
|
主要5教科 +副教科 |
基礎知識2:定期テストの平均点
中学校の定期テストは、平均点が60点前後になるように作られている場合が多いです。
一方で、定期テストの平均点が乱高下することも多く、低いときは30点を下回ることもありますし、高いときは80点を上回ることもあります。
基礎知識3:定期テストの範囲
定期テストの出題範囲は、前回の定期テスト後の授業から、今回の定期テストの直前の授業までがメインとなります。
期末テストでは、前回の中間テストの範囲も試験範囲に含まれていたり、学年末テストでは、その学年の学習内容全体が試験範囲となっている場合もあります。
そのような場合であっても、多くの問題はメインの試験範囲から出題されます。
担当する先生によっては、副教材なども試験範囲に含まれる場合があります。
初めての定期テストの勉強法
中学1年生の初めての定期テスト対策では、次の8点に注目して取り組めると良いです。
初めての定期テストの勉強方法
勉強法1:【最重要】普段の授業の予習・復習に取り組む
初めての定期テストで良い点数を取るためには、普段の学校の授業の予習・復習に取り組むことが最重要です。
学校の勉強の基本は、普段の授業だからです。
定期テスト対策に限らず、勉強は普段の取り組みが一番重要です。
勉強は、同じ学習内容に何度も取り組むことで定着していきます。
「予習→学校の授業→復習」と、短いスパンで同じ学習内容に繰り返し取り組んで、授業で扱った内容を定着させておけると有利です。
本格的な定期テスト勉強をスタートさせる時点までに、学習内容をどれだけ定着させておくことができるかが、最初の勝負の分かれ目です。
先取り学習にも挑戦できると良い
学校の授業の予習・復習に取り組んでも時間的な余裕がある場合は、予習をどんどん先まで進めていく『先取り学習』にも挑戦できると良いです。
先取り学習に取り組めると、定期テストでも受験でも有利になるからです。
特に、難関高校や難関大学の受験を目指すようであれば、先取り学習はとても重要な要素になります。
あくまでも余裕があればの話ではありますが、先取り学習に挑戦できるととても有利です。
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勉強法2:勉強時間を確保する
初めての定期テストで良い点数を取るためには、勉強時間を確保することが重要です。
勉強は、まずは『努力量』を増やすことが大切だからです。
勉強は効率化することも大切ですが、まずは量を確保することが重要です。
定期テスト対策のための勉強は、遅くともテスト2週間前から、できれば3週間前からスタートできると良いです。
1日の勉強時間は、平日であっても最低2時間~3時間、学年上位を狙うのであれば4時間~5時間程度確保すべきです。
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勉強法3:テスト範囲表は細かくチェックする
初めての定期テストで良い点数を取るためには、配布されるテスト範囲表を細かくチェックできると良いです。
テスト範囲表には、担当の先生からのメッセージが込められているからです。
テスト範囲表を隅々までチェックすると、担当の先生からの「ここをできるようにしてほしい」「ここの対策を頑張ってほしい」というメッセージが伝わってきます。
範囲表は教科書やワークの範囲を確認するだけでなく、隅々まで読んでチェックしておけると良いです。
勉強法4:目標点を決める
定期テストで良い点数を取るためには、各教科の目標点を決めると良いです。
目標を決めたほうが頑張れるからです。
また、目標点を決めておくと、どれくらいの時間をかけてどのような対策に取り組むと、どの程度の点数を取れるのかを把握できるようになります。
定期テストを受けていく中で、目標達成のためにはどれだけの努力が必要になるのかを、感覚的に掴んでいけると有意義です。
勉強法5:学習計画を立てる
定期テストで良い点数を取るためには、学習計画を立てることが大切です。
定期テストの準備には期限があるので、計画を立てたほうが、やるべきことをやり切ることができるからです。
なお、学習計画を作成するときは、次のように作成すると良いです。
学習計画の作成方法
作成方法1:必ず書き出す
学習計画は、頭の中で考えるだけではなく、必ず目に見えるように書き出します。
頭の中で考えていることは抽象的になりやすく、抽象的なイメージを実行に移すことはとても難しいからです。
紙でもデジタルでもエクセルでも何でも良いので、目に見える形に残して、勉強中にいつでも目に入る場所に貼り出したり、表示しておいたりすると効果的です。
作成方法2:定期テスト対策全体の達成目標を作る
学習計画を立てるときは、まずは定期テスト対策全体の達成目標を考えます。
定期テスト対策でやるべきことを洗い出して、それぞれのタスクをいつからいつまで取り組むべきか、おおまかな達成目標を書き出していきます。
たとえば、「学校ワークは定期テスト1週間前までに1周終わらせて、3日前まで2周、前日までに3周終わらせる」などです。
あまり細かなことは決めずに、おおまかな期間を考えると良いです。
細かく考えすぎると時間がかかってしまい、時間を無駄にしてしまいます。
作成方法3:1週間ごとに学習計画を作る
定期テスト対策全体の達成目標を決めたら、1週間ごとの学習計画を毎週考えます。
定期テスト3週間前、2週間前、1週間前のタイミングで、3回に分けて考えるようにします。
1週間ごとの学習計画では、何曜日に何に取り組むか、具体的に考えていきます。
比較的細かな学習計画を作るので大変そうに感じますが、定期テスト対策全体の達成目標を見ながら作ると、思ったよりも簡単に作ることができます。
勉強法6:教科書と学校ワークをやり込む
初めての定期テストで良い点数を取るためには、教科書と学校のワークをやり込むことに焦点を当てられると良いです。
中学校の定期テストの問題は、教科書と学校ワークから多く出題されるからです。
学校ワークは宿題になっている場合も多く、やっつけ仕事のように適当に取り組んでしまう子どもも多いですが、やっつけ仕事として取り組んでいるといつまで経っても学力を伸ばすことができません。
学校ワークを正しく使えるようになるかどうかが、定期テストの結果を大きく分けるポイントになります。
学校ワークの取り組み方のポイントは、主に次の5つです。
学校ワークの取り組み方のポイント
- 丸付けをした後の勉強を大切にする
- 間違えた問題は答えを書き写すだけでなく、必ず解説を読んで理解する
- 解説を読んでも理解できない場合は、教科書や授業中に取ったノートを見て復習する
- 間違えた問題は、期間を空けてもう一度解き直す
- すべての問題を自力で解けるようになるまで繰り返す
学校ワークは、丸付けが終わってからが本当の勉強です。
「問題を解く」ことを目的にするのではなく、「自分の力で問題を解けるようにする」ことを目指して取り組めると良いです。
5教科合計で400点以上を取れるようになるまでは、いろいろな問題集に手を出すのではなく、学校ワークの取り組み方を改善していったほうが効果的です。
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勉強法7:暗記はコツコツと取り組む
初めての定期テストで良い点数を取るためには、教科書ワークとは別に、コツコツと暗記学習に取り組むことが大切です。
暗記はコツコツと積み上げていくのが効果的だからです。
一夜漬けで覚えたものはすぐに忘れてしまいます。
定期テストの結果だけでなく、その後の勉強や受験にもつなげられるように、コツコツと取り組んで長期記憶にすることが重要です。
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勉強法8:定期テスト後は復習・振り返りに取り組む
定期テストで良い点数を取るためには、定期テストが終わった後に、復習と振り返りに取り組むことが大切です。
定期テストの振り返りが、次のテストの点数アップに大きく役立つからです。
定期テストの振り返りをすべき理由
- 苦手を残さないようにするため
- 正しい勉強方法を身につけるため
- 受験勉強を有利に進めるため
- 物事を改善できる力を育てるため
定期テストの振り返りに取り組むことで、テスト対策の取り組み方を毎回改善することができ、勉強を効率化していくことができます。
定期テストの振り返りについての詳細は、『定期テストの振り返り完全ガイド!苦手克服と効率学習のポイント』で解説しています。
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中1の定期テストのNG勉強法
初めての定期テスト対策では、非効率な勉強に取り組んでしまう中学生も多いです。
多くの中学1年生が初めての定期テスト対策で取り組んでしまうNG勉強法は、主に次の4つです。
定期テスト対策でよくあるNG勉強法
NG勉強法1:睡眠時間を削る
定期テスト対策は、睡眠時間を削って取り組んではいけません。
睡眠不足は、学習効率を著しく下げるからです。
定期テスト直前になると、睡眠時間を削って勉強時間を確保しようとする子どもは多いのですが、睡眠不足の状態で勉強に取り組むのは逆効果です。
最低でも1日7時間以上、できれば1日8時間程度の睡眠時間を取るようにしてください。
テスト前日に一夜漬けをしようとする中学生も多いですが、やめるべきです。
睡眠不足はミス多発の原因になりますし、テスト当日の体調はテストの結果を大きく左右することになります。
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NG勉強法2:ノートをきれいにまとめる
定期テスト対策では、色付きのペンや蛍光ペンを使ってきれいなまとめノートを作る中学生も多いですが、視覚的にきれいなノート作りは非効率的ですし、勉強としてはほとんど意味がありません。
カラフルできれいなノート作りは「勉強を頑張った感」が出やすいので、ついつい取り組んでしまいがちです。
ノートに書いたことを覚えたり理解したりすることであって、ノートを書くことそのものは重要ではありません。
一方で、学習した内容を覚えやすくするために、表などにまとめてノートに書くのはとても効果的です。
ノート作りをするときは、今取り組んでいることがテストの問題を解くときに本当に役に立つかどうか、よく考えて取り組まなければいけません。
NG勉強法3:いろいろな問題集に手を出す
定期テスト対策では、いろいろな問題集に手を出すのは非効率的です。
勉強するときは、一つの問題集を何度も繰り返して、すべての問題を自分の力で解けるようにしていくことのほうが大切だからです。
定期テスト対策のために最適な問題集は、学校のワークです。
他の問題集に挑戦するのは、自分の力だけで学校ワークのすべての問題を正解できるようになってからが良いでしょう。
NG勉強法4:勉強を作業化する
勉強を作業化してしまうと、学力は伸びません。
タスクを終わらせることが勉強なのではなく、取り組んだ内容を自分の力にすることが勉強だからです。
たとえば、「◯ページから□ページまでの英単語をすべて10回ずつ書いて練習する」という勉強に、テレビを見ながら片手間の作業として取り組んでも時間の無駄です。
「書いた英単語を暗記する」ことを目指しながら取り組まなければ意味がありません。
勉強する内容を、終わらせなければならない作業やタスクとして見るのではなく、「何のために取り組むのか」という目的を意識しながら取り組むことが重要です。
【教科別】初めての定期テストの対策ポイント
ここからは、中学1年生の初めての定期テストの対策ポイントを教科別に解説していきます。
教科1:英語の対策ポイント
初めての定期テストの英語の対策ポイントは、主に次の3点です。
英語の対策ポイント
- 英単語・英熟語の暗記
- 英文法の概念的理解
- 教科書本文の音読
英語の勉強の基本は、英単語・英熟語・英文法の3点セットです。
英語の勉強では、音読もとても大切です。
英語の定期テスト対策についての詳細は、『中学生の英語定期テスト攻略法!高得点を取るための完全ガイド』で解説しています。
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教科2:数学の対策ポイント
初めての定期テストの数学の対策ポイントは、主に次の2点です。
数学の対策ポイント
- 基本的な計算演習
- 基本的な解法を徹底
数学は、応用問題などの難しい問題を解けるようにすることよりも、基本的な計算演習や基礎基本をしっかりと定着させることのほうが大切です。
計算は速く正確に解けるようになるまで何度も繰り返し、基本問題はほとんど考えずに解けるようになるまで繰り返すと良いです。
数学は解法を丸暗記するのでなく、「なぜ」そうなるのかというような、理由の部分に注目して取り組めると効果的です。
数学の定期テスト対策についての詳細は、『【段階別】中学生の数学の伸ばし方を元塾教室長が徹底解説!』で解説しています。
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教科3:国語の対策ポイント
初めての定期テストの国語の対策ポイントは、主に次の3点です。
国語の対策ポイント
- 漢字・語彙・文法
- 授業中に取ったノートのチェック
- 教科書の音読
国語の対策では、漢字や言葉の意味(語彙)の勉強にコツコツと取り組めると良いです。
学校で扱った文章については、学校ワークや授業中に取ったノートの内容から出題されることが多いので、しっかりとチェックしておくと良いです。
国語の定期テスト対策についての詳細は、『国語が得意教科になる!中学生のための定期テスト対策ポイント』で詳しく解説しています。
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教科4:理科の対策ポイント
初めての定期テストの理科の対策ポイントは、主に次の3点です。
理科の対策ポイント
- 基本用語の暗記
- 実験・観察の手順・注意点・結果をチェック
- 現象を理解する
理科の対策では、基本用語などの知っていれば解ける問題では、確実に正解できるように準備をしておくべきです。
理科では、「光合成」などの目に見えない現象も扱いします。
言葉を丸暗記するだけでなく、目に見えない現象をイメージとして理解できるように対策すると良いです。
理科の定期テスト対策についての詳細は、『【中学生】理科の効果的な勉強法!定期テストでも入試でも得点源にできる!』で解説しています。
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教科5:社会の対策ポイント
初めての定期テストの社会の対策ポイントは、主に次の3点です。
社会の対策ポイント
- 基本用語の暗記
- 丸暗記ではなく「理由」に注目する
- 統計や資料の読み取り対策
社会は暗記が多い教科ではありますが、丸暗記するのではなく、常に「理由」に注目して勉強に取り組めると効果的です。
理由に注目できると、いろいろなことを関連付けて覚えることができるからです。
たとえば、歴史的な出来事の理由や原因に注目することができれば、歴史の流れを把握することができ、前後の出来事と関連付けて、まとめて覚えることができます。
社会の定期テスト対策についての詳細は、『社会の定期テストで点数を伸ばす!丸暗記に頼らない効率的な勉強法』で解説しています。
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定期テスト対策に取り組むなら
独学でも定期テスト対策に取り組むことは可能です。
一方で、中学生がいろいろなことを一人でマネージメントしていくのは難しいので、学習塾などの学習サービスを利用できると有利です。
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子どもの性格や学習状況によっても異なりますが、中学1年生が初めての定期テスト対策に取り組むのであれば、次の3つがおすすめです。
対策1:学習塾
初めての定期テスト対策であれば、学習塾がおすすめです。
学習塾は地元密着型のものが多く、通っている学校の定期テスト対策をピンポイントで行ってくれるからです。
勉強面でも受験面でも手厚くサポートしてもらえるのも、学習塾の大きなメリットです。
中1から塾に通うのは早すぎるのではないかと思われる保護者の方も多いですが、塾は早期から通うことをおすすめします。
一方で、塾は費用が高くなってしまうことが多いので、慎重に検討してから通うかどうかを決めるべきです。
学習塾の特徴
- 地域密着型で通っている学校の対策をしてもらえる
- 定期テスト対策も受験対策もできる
- 手厚くサポートしてもらえる
- 費用が高い
定期テスト対策におすすめの個別指導塾
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対策2:オンライン家庭教師
初めての定期テスト対策であれば、オンライン家庭教師もおすすめです。
オンライン家庭教師であれば、比較的安くマンツーマン授業を受けられるからです。
部活が忙しくてなかなか時間を取れない場合や、マンツーマン授業できめ細かな指導を受けたい場合に特におすすめです。
全国に住む講師から子どもと相性の良い講師を探すことができるのも、オンライン家庭教師のメリットです。
一方で、自習室を使えないなどのデメリットもあるので、特徴を知ったうえで検討できると良いです。
オンライン家庭教師の特徴
- 日本全国の講師から先生を選べる
- マンツーマン授業の割りに授業料が安い
- オンライン特有のデメリットもある
- 教科特化型もある
おすすめのオンライン家庭教師
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対策3:タブレット学習教材
初めての定期テスト対策であれば、タブレット学習教材・通信教育教材も効果的です。
最近のタブレット学習教材はAIを活用しているので、とても効率的に演習に取り組めるからです。
定期テスト対策が充実している教材も多く、定期テストの予想問題を配信しているサービスも多いです。
AIが定期テストに向けての学習計画を作成してくれたり、普段の取り組みから学習到達度を測って、今取り組むべき問題を選んで出題してくれたりと、昔に比べて遥かに効率的になっています。
タブレット学習教材は料金が安いことも大きなメリットです。
普段の勉強用の教材として、タブレット学習教材を活用することを検討するのも良いでしょう。
タブレット学習教材の特徴
- 料金が安い
- AIによって演習を効率化
- 定期テスト対策が充実
- 学習計画を作ってもらえる
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初めての定期テスト対策は親のサポートも重要
初めての定期テスト対策では、保護者の方のサポートも重要です。
中学生が、定期テスト対策として自分が取り組むべきことを、自分の力で整理して、自分の力で実際に取り組んでいくのはとても難しいからです。
勉強を頑張るのは子ども本人ではありますが、それ以外の部分では保護者の方がサポートしてあげることができます。
勉強面では「あれをやりなさい!」と、ついついうるさく指示を出してしまいがちですが、保護者の方は指示者としてではなく、同じ目標に向かって一緒に頑張るパートナーとして子どもをサポートできると良いです。
一緒に学習計画を立てたり、一緒に学習進捗をチェックしたり、一緒に勉強方法を工夫できないか考えたりと、寄り添ったサポートができると結果につながりやすいです。
親がすべきサポート
- モチベーションアップのサポート
- 学習管理のサポート
定期テストの成績を上げるために保護者の方がすべきことについての詳細は、『定期テスト成績アップのためにすべき親のサポート【元塾教室長が解説!】』で解説しています。
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まとめ
それでは、中学1年生が最初の定期テストで良い点数を取るための対策についての解説をまとめます。
結論
中学1年生の最初の定期テストは、とても大切です。
適切な対策をして良い成績を取ることができると、中学校生活を充実させることができます。
中学1年生の最初の定期テストが重要である理由は、主に次の4つです。
中1最初の定期テストが重要である理由
定期テストの基礎知識について、次の3点について解説しました。
中学1年生の初めての定期テスト対策では、次の8点に注目して取り組めると良いです。
初めての定期テストの勉強方法
多くの中学1年生が初めての定期テスト対策で取り組んでしまうNG勉強法は、主に次の4つです。
定期テスト対策でよくあるNG勉強法
中学1年生の初めての定期テストの対策ポイントを教科別に解説しました。
子どもの性格や学習状況によっても異なりますが、中学1年生が初めての定期テスト対策に取り組むのであれば、次の3つがおすすめです。
初めての定期テスト対策では、保護者の方のサポートも重要です。
親がすべきサポート
- モチベーションアップのサポート
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今回の記事が、お子様が正しい方法で初めての定期テスト対策に取り組み、学校の勉強で良い成績を取れるようになるきっかけとなればとてもうれしいです。
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